1988-04-01 第112回国会 参議院 予算委員会 第16号
これを、産業界が円高不況対応策としての合理化投資から本格的な積極投資に進んできたというふうに見るべきなのか。また設備投資が所得増、それから民間消費増加を呼んでさらにそれが設備投資を呼ぶというふうな、つまり投資が投資を呼ぶというふうなパターンですね、そういうふうにつながれていくと見られるのか。そういう積極的な見方をしておられるのかどうか、通産大臣の判断をお聞きしたいわけでございます。
これを、産業界が円高不況対応策としての合理化投資から本格的な積極投資に進んできたというふうに見るべきなのか。また設備投資が所得増、それから民間消費増加を呼んでさらにそれが設備投資を呼ぶというふうな、つまり投資が投資を呼ぶというふうなパターンですね、そういうふうにつながれていくと見られるのか。そういう積極的な見方をしておられるのかどうか、通産大臣の判断をお聞きしたいわけでございます。
昭和四十年度におけるわが国の経済を顧みますと、昭和三十九年末以来の金融緩和策の実施にもかかわらず、停滞状態を続けたのでありますが、政府の財政金融両面からの積極的な景気対策の実施と、生産調整等民間産業界の自主的な不況対応策が進められた結果、停滞状態も次第に底をつき、昭和四十一年度予算における本格的な公債発行による財政支出の積極的拡大と大幅減税の実施が明らかにされたこともあって、昭和四十一年に入るとともに
昭和四十年度におけるわが国の経済を顧みますと、昭和三十九年末以来の金融緩和策の実施にもかかわらず、停滞状態を続けたのでありますが、政府の財政、金融両面からの積極的な景気対策の実施と、生産調整等民間産業界の自主的な不況対応策が進められた結果、停滞状態も次第に底をつき、昭和四十一年度予算における本格的な公債発行による財政支出の積極的拡大と大幅減税の実施が明らかにされたこともあって、昭和四十一年に入るとともに
昭和四十年度におけるわが国の経済を顧みますと、昭和三十九年末以来の金融緩和策の実施にもかかわらず、停滞状態を続けたのでありますが、政府の財政金融両面からの積極的な景気対策の実施と、生産調整等民間産業界の自主的な不況対応策が進められた結果、停滞状態も次第に底をつき、昭和四十一年度予算における本格的な公債発行による財政支出の積極的拡大と大幅減税の実施が明らかにされたこともあって、昭和四十一年に入るとともに
これに対処し、政府は、過般来、景気の早期回復をはかるため、財政金融両面からの景気対策を鋭意実施してきており、また、民間産業界においても自主的な不況対応策が進められております。これらの諸対策が相まって今後、年度末にかけて、経済は徐々に明かるさを増していくものと期待されますが、年度を通じてみますと、遺憾ながら四十年度の日本経済は総じて停滞基調に推移するものと考えられます。
これに対処し、政府は、過般来景気の早期回復をはかるため、財政、金融両面からの景気対策を鋭意実施してきており、また、民間産業界においても、自主的な不況対応策が進められております。これらの諸対策が相まって、今後年度末にかけて、経済は徐々に明るさを増していくものと期待されますが、年度を通じて見ますと、遺憾ながら四十年度の日本経済は、総じて停滞基調に推移するものと考えられます。
幸い、今日、経済界におきましては、生産や設備の調整、経営の合理化、企業の合併統合等、企業体質強化のための真剣な不況対応策が進展しつつあります。現在の不況を克服するにあたりましては、民間みずからの積極的な努力と意欲が不可欠であると申さなければなりません。こうした努力こそ、経済界の将来の発展のための基盤をつくるものであると考えるのであります。
幸いにして、今日、経済界におきましては、生産や設備の調整、経営の合理化、企業の合併統合等、企業体質強化のための真剣な不況対応策が進展しつつあります。現在の不況を克服するにあたりましては、民間みずからの積極的な努力と意欲が不可欠であると申さねばなりませんが、こうした努力こそが、経済界の将来の発展のための基礎をつくるものであると考えるのであります。
現在、経済界においては、生産調整の強化、冗費の節減、不採算部門の整理など、不況対応策が講ぜられておりますが、今後とも、経営の合理化に徹し、企業体質の強化につとめるとともに、企業間信用の改善についても、より一そうの努力が払われるよう期待するものであります。
現在、経済界においては、生産調整の強化、冗費の節減、不採算部門の整理など、不況対応策が講ぜられておりますけれども、今後とも、経営の合理化に徹し、企業体質の強化につとめるとともに、企業間信用の改善についても、より一そう努力が払われるよう期待するものであります。