2019-02-14 第198回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第2号
なお、同大臣からは、日本からのODAを有効に活用するために会計監査や不正腐敗対策が講じられている旨の説明がなされました。 また、ティミルシナ上院議長との意見交換においては、ネパール政府は国家の繁栄、国民の幸福を標榜しており、このスローガンを実現するために、インフラや農業の近代化、商業化などの分野における更なる支援や、日本企業からの投資も期待しているとの意見が寄せられました。
なお、同大臣からは、日本からのODAを有効に活用するために会計監査や不正腐敗対策が講じられている旨の説明がなされました。 また、ティミルシナ上院議長との意見交換においては、ネパール政府は国家の繁栄、国民の幸福を標榜しており、このスローガンを実現するために、インフラや農業の近代化、商業化などの分野における更なる支援や、日本企業からの投資も期待しているとの意見が寄せられました。
そういった観点から、昨年十月に不正腐敗対策の更なる強化策を取りまとめました。この中において、具体的な内容を盛り込み、より対策を強化したわけですが、その中にあって、例えば無償資金協力での贈与資金の一部返還枠組み、こうした枠組みを新たに導入するですとか、あるいは技術協力等のJICA契約における違約金、これを強化する、こうした取組を盛り込んでおります。
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のように、ODA事業における不正腐敗対策については、平成二十年に円借款事業をめぐる不正行為の発生がありました。これを受けて様々な不正腐敗の再発防止策講じてきたところですが、にもかかわらず、今般再び同様の不正が強く疑われる事態に至ったこと、これはODA事業に対する国民の信頼を著しく損ねるものであり、これは極めて遺憾であると認識をしております。