1990-10-03 第118回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
○国務大臣(橋本龍太郎君) 昨年、予備費三件が不承諸となりました際に、私自身、今委員から御指摘になりましたような答弁をいたしたことを記憶いたしております。
○国務大臣(橋本龍太郎君) 昨年、予備費三件が不承諸となりました際に、私自身、今委員から御指摘になりましたような答弁をいたしたことを記憶いたしております。
ただ、私は、先日衆議院で申し上げましたように、院としての意思は表明されたわけでありますから、そして予備費というものの性格上、内閣の責任において支出されたという行為は法的に瑕疵を生ずるものではございませんから、その内容をその後において過去にさかのぼって変更することができないとすれば、不承諸という事実が残り、内閣の責任において支出したという事実が残り、それ以上にその状況を変更する事由というものは生じないと
予備費につきまして現在まさに御審議いただいているところでございますので、万が一仮に参議院において不承諸ということになった場合、つまり一院において不承詔ということになった場合を想定して政府の対応について現在申し上げる段階にはない、現段階では差し控えたいと思いますけれども、いずれにしても、各院の御判断が出ればその御判断に対して真剣に受けとめていかなければいけないというふうに考えておるわけでございます。
ただ、衆議院におきまして今委員が御指摘になりましたような答弁を私は申し上げたわけでありますけれども、私がその時点で頭にありましたのは、不承諸という意思表示がなされるとすれば、それに至るそれなりの理由というものは当然あるでありましょう。
強く政府に反省を求め、不承諸の意を表明し、討論といたします。(拍手)
そこで、この責任というのは政治上の責任である、法律上の責任ではないということを、今度は大蔵大臣にお伺いをしたいわけでありますが、これがどういう採決になるかわかりませんが、もし不承諸という場合に大蔵省としての政治上の責任はどうとるのかという質問になるわけであります。