1951-03-05 第10回国会 衆議院 行政監察特別委員会 第2号
○篠田委員長 この委員会の設置に関しましては考査委員会も不当財委ももちろんそうでありましたが、本委員会といたしましても、そう詳しいことを決議案に盛るわけには参らないのでありまして、本委員会の場合は、国の行政が適正にかつ能率的に行われているかどうかを監査し、もつて立法その他国政の審議に資するため、行政の運営上障害となつておる各般の事情を総合的に調査し、ことに好ましくないと認められる事項については、その
○篠田委員長 この委員会の設置に関しましては考査委員会も不当財委ももちろんそうでありましたが、本委員会といたしましても、そう詳しいことを決議案に盛るわけには参らないのでありまして、本委員会の場合は、国の行政が適正にかつ能率的に行われているかどうかを監査し、もつて立法その他国政の審議に資するため、行政の運営上障害となつておる各般の事情を総合的に調査し、ことに好ましくないと認められる事項については、その
しかし不当財委の当時にも、どこに物があるというので委員が出かけて行つたら何もなかつたということがあるので、あまり投書にたよるという行き方も問題によつては利用されるおそれもあります、これはもつともプラス、マイナスいろいろ考えてみますと、むずかしい問題と思いますが、皆様方の御意見はいかがでございましようか。ひとつ御忌憚のない御意見をお吐き願いたいと思います。
これはただに徴税官吏のみでなく、いわゆる行政機構の監察委員会が、今度不当財委から考査委員会を経て、きのうの本会議でできました。私もその委員になつて、特に理事になつて、大いにひとつ運用しよう、こういうふうに思つているのですが、これはただに感情的に行政府に対立するということは全然ありません。
○土井委員 ただいま倉石君からお説のありました海外同胞引揚特別委員会並びに考査特別委員会設置の問題でありますが、海外同胞引揚特別委員会の設置は認めますけれども、考査特別委員会の性格を見ると、当初つくりました不当財委のような性格を離れて、何か党利党略のために利用され、惡用されておるような傾向も皆無とは申し上げにくいと思います。こういう委員会は無用の長物でありますから、この際やめた方がよいと思います。
○椎熊委員 考査特別委員会は、不当財委として、向うとの関係でできた委員会ですが、現在はこつちでかつてに廃止できるのですか。その関係を調べてください。
これは委員長の権能で認められることになつておりますから、必ずしも不当財委のみならず、その他の場合でも、だれが来ようとさしつかえありません。
たとえば一番最初の隠退蔵物資の問題、不当財委が問題になつたときも向うから参りまして、その点は皆さんに御報告申し上げてやりました。従つて、委員会に持つて行つた際に、その委員長のところにリコメンドが来て、これを委員会としてどういうふうにやるかということになれば、委員会の独自の権能でやられる。
○西澤事務次長 今の石田さんの御質問ですが、中野さんのおつしやいましたように、前の不当財委のときに前例があつたように記憶しております。
○神山委員 第六国会の場合と若干違つておる点があるわけで、第六国会の場合には主として共産党がこれを不当財委のようにかえるべきであるという主張をしたのでありますが、今度の場合にはニユアンスの違いは若干ありますけれども、社会党の御趣旨も大体そういうようにかわつて来ておるわけであります。労働者農民党も社会革新党も大体共産党の見解に似て来ておられるわけであります。
考査特別委員会がきようすぐ何らかの形で決定に至らなければ調査活動その他に不便を與えるとおつしやるのは、一応形式上の問題で、実際を見ますると、さきに不当財委が設置されて、第五国会でこれが考査特別委員会になるまで、その間仕事は経続しておりましたし、事務機構その他も残つていたという前例もあるのであります。
これは不当財委の証人喚問によつて調査の結果そういう実証があがつているのでありますが、甲が乙に転嫁しているという場合も相当あるのです。だからまず甲が陸軍なり海軍省あるいは旧軍需省から、仮拂いあるいは前渡し拂いを受けておつて、それがまだこちらに返つて来ておらぬという面についても、私らは少しつつ込んで調査しなければならぬ面があると思うのです。
現に考査委員会は、前の不当財委から引継いだ約十数件、及び六、七件に及ぶ新しい問題など、ぜひ審議すべき問題が山積していたにかかわらず、全部を、放棄してこの四件の審議に集中した事実は、このことを明瞭に物語つている。 五、これを要するに最初から反共的陰謀に基いてつくられた考査委員会は、ここに本性を暴露して「非日委員会」と化し、共産党の彈圧と破壊を目的として運用されるにいたつた。
この決定を見る前に、本壇上に立つて、提案者である石田博英君はいろいろな詭弁を述べたのでありますが、そのときに問題になつた一つは、私たち共産党は社会党及び労農党と協力いたしまして、考査特別委員会の設置ではなくて不当財委の設置を提案したのであります。
(拍手)従来いわれておりますところの共産党の反対論拠、あるいはただいま申されましたところの反対論拠というものを要約いたしてみますと、まず第一に、本委員会が非日活動委員会的な色彩を持つている、不当財委的な仕事を一つもやつておらぬではないか、こういうような意見であります。しかし、猪俣君が自分みずから委員として処理されているように、本委員会においても、われわれがはたして非目的な活動をやつたことがあるか。
〔副議長退席、議長着席〕 それには、決議にありまする通り、不当財委時代の事件と、新たに日本再建に障害を與えたものの調査及び日本再建に、功労のあつた物を表彰する、こういうことで一部、二部、三部、四部、不当財委時代取扱いました隠退蔵物資関係を一部とし、人間の関係を二部、それから再建阻害を三部、表彰を四部といたしまして、この振合いをどうするかということを慎重審議いたしました結果、その筋のサゼスチョンもありまして
従つて私らは前の不当財委のような形に改組したい。こういう腹を持つている。これだけを含んでおいてもらつてあとであらためて研究することにしたい。
不当財委設置のときも、小会派を除外する、しないの議論があつたが、当然各派から委員を出して運営すべきであるという意見によつて決定したのであります。ところがどういうわけか知りませんが、私がしばらく運営委員会に出ないうちに、労働者農民党、公正倶楽部を除外されてオブザーバーになつておる。これは臨時国会を前にしてちようどいい機会でありますから、小会派にも議院運営委員一人を割当て願いたいと思います。
それから考査特別委員会ですが、これの運営が決議の趣旨に反して、最近一方的になつておるという事にかんがみて、これを従前の不当財委に改組するよう提案したい。しかし今佐々木君の言われたように、民自党としてはあらためてあしたやろうということであれば、あえてここで異論がない。あしたあらためてやつてよいと思います。
お互いこの委員会で昔不当財委をやつて、ほんとうに官界、財界の不当なことを摘発したその昔懐しいころ、西尾末廣君が言つたあの有名な書記長の個人という言葉、このごろはまるで非日委員会みたいになりましたが、あなたにお尋ねしているのは、鬪爭委員長個人というのはどういうわけか。これについてあなたの見解を述べてもらえば、後にあなたがおやめになつたといういきさつもはつきりするのでお尋ねしているわけです。
考査委員会の仕事の重点は、今までの不当財委の仕事に置くべきだということは、今まで強調されている。これに六〇%重点を置くべきである。そうして日本の再建阻害という行爲に三〇%、善行に一〇%と言われている。ところが本委員会の前の不当財産委員会から残された事件を、今ここで読み上げることは時間がないのでやめますが、十数件ある。
また第一回の理事会の申合せに基きますと、本委員会は第一に不当財委がかつて取扱つたような財界、官界及び政界における腐敗的な事件、法規問題に関連するようなもの、こういうようなものを摘発するということが第一に強調されている。このために六〇%の重点を置くということが申合せをされているのであります。
、この第二條と第三條、これに從つて、これは例えば不当財委にしましても、或いは考査委員会、その他の委員会にしましても、これは委員会で証人を喚問した場合においては、必らずこういうようにしなければならないという規定に從つてやつておる。そうして昨日あなたのお説によりますと、今度は各委員がその証人に証言を求める場合におけるその行爲が、そのあり方が不当である。
○椎熊委員 不当財委がなくなつて、考査委員会ができない前はどこに権限があるかないかということが、漠然たるものだつたから、議長に責任が行つて議長に責任かあるからここへ諮られて了解を與えたわけだ。それの引続きになつているからやはり離れるわけにはゆかない問題なんです。
○岡田春夫君 今務総長のお話で、あと不当財委が継続されるものと見て、一應事務局の方に配置替えをして置いておかれたということですね。
○大池事務総長 ただいまお話の点は、この前にも実は御報告申し上げた次第でありますが、前の不当財委に配属されました職員は、委員会の推薦を経まして議長が任命するという形に相なつておりますので、委員会から委員長が代表で從來の方々を御推薦になりまして、俸給等も決定いたして同時に議長が任命をされた臨時職員であります。
前の不当財委の職員ですが、あれは一時國会の職員ということにして、あの委員会が継承される場合には、そのまま継続して使うようにさせるというお話だつたと思いますが、その経緯はどうなつておりますか。
結論は不当財委がずつと閉会中もやり得ることになつておりまするから、存在しておる間は事務局の職員として不当財委の仕事をやるべく当然継続しておるわけでありますが、解散とともに不当財委の委員がなくなつてしまつた。從つて不当財委そのものがなくなつてしまつたのに、その委員会に專属すべき職員だけ残るということはあり得ないわけであります。
ただいま御質問のありました昭和電工の問題につきましては、これは非常に特異な例であつたわけでありますが、当時の事情は昨年の秋、不当財委の方にもお呼び出しを受けまして、詳しくその経過については御説明申し上げました。当時のことをまた申し上げておりますと、大分時間がかかるように思いますから、そのときの速記録等をごらん願えれば、一應当時の事情は詳細おわかりくださるのじやないかと思います。
不当財委の理事会において、慣例上一應理事会の多数の意思を表示するために決定と言いますか、法律上の効果は別問題だけれども、理事会だけの意見を統一するという慣例のもとに、少くとも不当財委においては理事会で決定したことがあります。
○小玉委員 超党派的であるから、民自党にかつて席を置いたものはいけない、こうおつしやるのですが、そういうことを申しますと、この不当財委の性格を根本から破壊することになると私は思う。われわれは民自党員であつても、民自党の意思に拘束されないというのが、これが不当財委の精神である。從つて明禮君が民自党員であるがゆえに超党派的でないという議論は、われわれの委員自体の責任というか、性格から言えないことだ。
法律上はないから、從つて法律上の効果はすべて理事会によつて発生はしないけれども、事実上、ことに不当財委からの関連上は、理事会というものは嚴然としてあつて、その理事会は準法律的といいますか、事実的に理事会の意思を決定している、これは言うまでもない。
それにも拘わらず、この國民が不当財委の活動に非常に期待しておりますときに、何故に不当財産委員会を考査特別委員会にすり替えたのか、ここに私は大きな問題があると思うのであります。吉田民自党内閣が現在強行しようとしております最大の政策は、何というても國家を反動的に作り変えることであります。