1949-06-27 第5回国会 衆議院 考査特別委員会 第12号
○田万委員 なお、あなたに総務課長の立場に対してお尋ねするのですが、不当價格によつて買つた人が非常な利益を得た。そういう人に対して追徴でもしてお金をひとつ國家のために取立てようという考えは総務課長としてございませんか。
○田万委員 なお、あなたに総務課長の立場に対してお尋ねするのですが、不当價格によつて買つた人が非常な利益を得た。そういう人に対して追徴でもしてお金をひとつ國家のために取立てようという考えは総務課長としてございませんか。
今日まで明らかにする機会を得ませんでしたが、私の反対の理由は、質の伴わない不当價格に対する國民の不信を富くじによる射倖心によつて取戻さんといたしまして、これに失敗するや、遂にあの暴挙に近い値下げを断行せられんとしたからであつたのであります。
こういうふうな状態におきまして、作付の強制と、不当價格によります所の供出の強制が行われまするときには、農民の收支の不均衡というものが生じて参りますることは当然でありまするし、経営を破綻にまで追い込んでしもうと思う。そこで当然米價というものは公價を嫌つて、闇に流れて行く。或いは必需物資の交換用に廻されて供出の不振になつて循環して行く。