1978-04-25 第84回国会 参議院 運輸委員会 第7号
特にタンカー、不定期船運賃市況は世界経済動向に極端に左右される特性を有します。オイルショック以降の世界的規模の経済停滞は深刻であり、わが国を初めOECD諸国を中心とする各国政府のたび重なる景気浮揚策にもかかわらず、いまだ本格的回復の兆しが見られぬことは御既承のとおりであります。
特にタンカー、不定期船運賃市況は世界経済動向に極端に左右される特性を有します。オイルショック以降の世界的規模の経済停滞は深刻であり、わが国を初めOECD諸国を中心とする各国政府のたび重なる景気浮揚策にもかかわらず、いまだ本格的回復の兆しが見られぬことは御既承のとおりであります。
特にタンカー、不定期船運賃市況は、世界の経済動向に極端に左右される特性を有します。オイルショック以降の世界的規模の経済停滞は深刻でありまして、わが国を初めOECD諸国を中心とする各国政府のたび重なる景気浮揚策にもかかわらず、いまだ本格的回復の兆が見られぬことは御既承のとおりでございます。
ただ、このように非常に大きく動きます運賃は不定期船運賃と申しまして、過去におきましては、このような不確定要素と申しますか、安定しない運賃の占める量が、海運において非常に多かったわけでございます。
これは一九六〇年から六二年まで、三カ年の各月のもの及びその年間の平均のものが出ておるわけでございまして、英国の海運会議所で、一九六〇年を二〇〇にいたしましたものが、不定期船運賃と、それからモーター船の定期用船料の二欄に相なっております。
○辻政府委員 先ほど申し上げましたのは、不定期船なりあるいは定期船の一応の将来の見通しと申しますか、予想を申し上げましたが、これの根拠と申しますのは、大体定期船につきましては、過去の定期船運賃の動向、また不定期船につきましては、過去におきまする不定期船運賃の動向、それと現在の不定期船の運賃指数、そういうふうなものを勘案いたしまして、根拠にした次第でございます。
ところで、わが国の海運界は、現在非常な事態に直面いたしておりまして、世界海運市況は、長らく不振の状態でおりましたところ、さらにこの春以来急速に悪化いたしまして、世界の不定期船運賃指数は、五月が九七・九、六月が八四・四、七月が七八・四と急落いたしておりまして、戦後最低の水準を記録し続けておる次第でございます。
また海運市況の影響が、先ほど申し上げましたように、償却前利益がふえて参っておりますが、一方海運市況は昨年の冬場と比べましても、逆に不定期船運賃指数から申しましても七〇%に下がっている。不定期船あるいはタンカーといったようなものが不振をきわめておるような状況でございます。
と申しますのは設備が非常に固定して参りまして、急場の需要に応じられないという点で海運市況というものは非常な変動があったわけでございますけれども、最近は造船技術の進歩によりましてそういう変動も少なくなってきた、そういう状況でございますので、一時的なスエズ・ブームのような変異的な現象はございましたけれども、全くそれはわずか一年足らずの間に終わってしまいまして、一九五二年を一〇〇といたしました世界の不定期船運賃指数
○朝田政府委員 ただいま申し上げましたように、昭和三十三年度は年平均六七・一、三十四年度は七一・九というように世界の不定期船運賃指数はなっておるのでございますが、先ほど申し上げましたように、昨年の秋に八十台に乗せたものが、本年の二月に入りまして七七・一と下がって参っておりますが、これを少し詳しく申し上げますと、定期航路の部門におきましては、特に最近の海運企業の業績も少しは改善されておるという一つの原因
ただ昨年の十月にやっと世界不定期船運賃指数が八〇・四というふうに八十台に乗せたということから、今のような議論が出て参ったのでございます。この世界不定期船運賃指数と申しますのは、昭和二十七年を一〇〇といたして、それに対する指数でございまするので、八〇・四といっても必ずしもいいわけではありません。
世界の係船の船腹量にいたしましても、昨年の十一月当時は一千二百万トンからの世界的係船船腹があるというようなことでございまして、昨年の世界海運市況については、英国海運会議所の不定期船運賃指数をながめましても、平均は七一・九という程度にまで低落いたしておるのでございます。
○楢橋国務大臣 第一に、今お話のありました好況の上向きになったときに、どうして利子補給をやったかと言われまするけれども、現在海運界はまだまだ非常に深刻な不況時代でありまして、実は今御指摘のありました昨年の不定期船運賃の指数を申し上げますと、八月は六九・六、九月は七一・一〇、十二月八二・五というふうになっておりますけれども、最初利子補給の制度を実施いたしました二十八年度初頭は、やはり七九・三ないし八五
、これは最近におきまする海運市況がだんだん悪くなって参りまして、不定期船運賃も非常に下落して参った、従いまして比較的安定をいたしておりまする定期航路の中にだんだん割り込んで参るというようなことがまま見られますのでありまして、かつ対外的な国際海運におきまする協調といった面にも影響もございまするし、日本の海運業者自体の過当競争といったようなものを引き起さないように必要な行政指導を続けて参りたいこう嫌いうことが
世界不定期船運賃指数というものが定められておりますが、これは昭和二十七年を一〇〇といたしまして、三十年の夏までは一二〇の水準を維持しておりましたが、秋口からさらに上って参りました。一四〇になり、三十一年の夏にかけましてただいま一四〇と一五〇との間を推移してきましたが、九月には一五六という数字を示し達して、三十年のピークの十月の一四八をしのいだ上昇を見せております。
これが世界不定期船運賃指数によりますと、昭和二十七年を一〇〇としまして、二十九年の夏までは引き続き八〇以下という低水準をたどってきたものが、二十九年の九月から上昇をたどりまして、三十年末には一四〇になったという数字が示されております。