1950-03-13 第7回国会 衆議院 人事委員会 第13号
しかし官庁内において下級官吏諸君がまのあたり――私もそういう経験をしばしば中央郵便局在職当時持つておりますが、こういうものに対して官房長官自身が明確な御答弁を願いませんと、そういうものは認めない。そういうことをやつたときには、どんどん摘発してくれというような御用意がございませんと、これは解決しないのでございます。その点を私は切に官房長官にお願いします。
しかし官庁内において下級官吏諸君がまのあたり――私もそういう経験をしばしば中央郵便局在職当時持つておりますが、こういうものに対して官房長官自身が明確な御答弁を願いませんと、そういうものは認めない。そういうことをやつたときには、どんどん摘発してくれというような御用意がございませんと、これは解決しないのでございます。その点を私は切に官房長官にお願いします。
大多数を占める下級官吏諸君は、大体二千円――ここのエレベーターの人に私は聞いてみた。私らの仲間で最高千二百円くらいでしよう、こう言つておる。この千二百円から税金を二割引いたら、一体どうなる。千円に足りない金頭になる。 諸君、今の世の中で、十円札くらいやつたつて、少し大きい子供なら、ありがたい顔をしない世の中だ。
われわれ國民は、こうした働く下級官吏諸君、從業員諸君の一人でも首切られるところの行政整理を要望いたしておるのではありません。高級の官吏を一人首を切ることは、すなわち下級官吏の十人、五十人、百人を養うに値するのであります。
しを以てするならば、厖大な人事院を中心としたところの官僚の一大勢力が発生するであろうということ、そうしてそこから、今まで從來最も官僚を貧血に陷れ、みすぼらしいところの、いじいじした卑屈な姿に導いたところの強大な権力関係が発生するであろうということ、そうしてその権力関係は人民の公僕であるところの今後の官吏自身の民主化の問題とは、非常に深い関係があるということ、つまりその強大な権力の下には、恐らく下級官吏諸君