1953-06-30 第16回国会 参議院 外務委員会 第5号
どうぞそれじや下田局長お願いします。
どうぞそれじや下田局長お願いします。
○並木委員 ただいまの軍事的義務の点でございますが、これはこの前私から下田局長にお尋ねをして、法律的にはまずさしつかえない、こういう答弁を但ておりますが、今度は事務担当の土屋さんから、もう一度あらためて、軍事的義務についてもまず支障はないものと思うけれども、念のため聞いてみたいという今のお言葉でしたから、軍事的義務について支障はないというその見解を、この際尋ねておきたい。
ただ先ほど下田局長からのお話もありましたように、現在ソ連はもちろんこれを捕虜という解釈はとつておらないようであります。極力そういう言葉を使うのをきらつております。それから向うから来る郵便物につきましても、これを万国郵便条約上認められておる正式の俘虜郵便という形を避けておるようであります。
それなのに、この間はしなくも下田局長は事務的な答弁を――私は善意に解釈をして責めませんが、そういう外務省の局長を相手にして、われわれは今ここで論議してもしかたがない。初日からこんなばかなことであれば、議事を進めることを私は拒否いたします。ましていわんや与党が一人しか来ておらぬ。こんなばかな話はない。一体委員長はどういうふうにしてこの委員会を運営して行くつもりか。
それから下田局長も見えております。
○加藤(充)委員 だけれども、これは道義上の問題になるかも知らぬけれども、サポートという言葉でやつていれば、向うが言つて来てもそれはサポートではないかということになつて来ればいたし方がないような話を下田局長はやつておられる。しかしむちやはやるまいという信頼に立たなければしかたがないのである。
○佐藤(達)政府委員 私どもの考えておりまするところも、先ほど下田局長が、日本側の主張するところはかようかくかくのところを根本としておるということを申し存まして、われわれの理解する国際法の原則というものによつて押し通して行きたいという気持はもとより同様であります。