1948-12-04 第4回国会 衆議院 議院運営委員会 第4号
御承知のごとく本件被疑事実の内容を概略して申しますと、芦田氏が昭和二十二年六月から二十三年三月まで外務大臣に在任中、國務大臣たるの職に関し、昭和二十二年十月下旬ごろ、岡直樹氏から同人の床板納入代金の政府支拂い、日本興業銀行よりの融資に関して請託を受け、その謝礼として、秘書官下河邊氏を介して現金の供與を受けたことが收賄である。
御承知のごとく本件被疑事実の内容を概略して申しますと、芦田氏が昭和二十二年六月から二十三年三月まで外務大臣に在任中、國務大臣たるの職に関し、昭和二十二年十月下旬ごろ、岡直樹氏から同人の床板納入代金の政府支拂い、日本興業銀行よりの融資に関して請託を受け、その謝礼として、秘書官下河邊氏を介して現金の供與を受けたことが收賄である。
岡を取調べ中に、岡が芦田前首相の秘書官をしておつた下河邊三史氏に別に贈賄をしておるということを自白しましたので、十一月二日下河邊氏を逮捕しまして、取調べの結果、事案明瞭となりましたので、十一月十一日に收賄罪をもつて起訴したのであります。