2010-03-16 第174回国会 衆議院 国土交通委員会 第6号
それから、3でございますけれども、築堤による治水と上流山間部のダムによる治水との違いといいますか、実は、これは根本的に違いがございます。どんなことかといいますと、ダムなんですけれども、ダム地点で洪水調節をしても、実際に下流にどれほど効果があるのかというのは、実は洪水ごとに異なっております。極端な話、ダム上流で降雨がなくて他の流域で大豪雨があったら、そのダムというのは全く役に立ちません。
それから、3でございますけれども、築堤による治水と上流山間部のダムによる治水との違いといいますか、実は、これは根本的に違いがございます。どんなことかといいますと、ダムなんですけれども、ダム地点で洪水調節をしても、実際に下流にどれほど効果があるのかというのは、実は洪水ごとに異なっております。極端な話、ダム上流で降雨がなくて他の流域で大豪雨があったら、そのダムというのは全く役に立ちません。
しかるに、このたびの台風十七号に伴う前線による記録的な連続降雨によりまして、吉野川下流のデルタ地帯におきましては、吉野川本川水位の長時間にわたる上昇により、これに流入する左右の支川群は、その流出機能が極度に低下し、そのため内水が広域かつ長期にわたって湛水する等の被害が続出したのでありますが、一方、上流山間部につきましては、徳島県の西南部に位置する剣山とその周辺の山地部を初めとして、至るところで数え切
まず、高知市でありますが、被害の特徴は、市西部を流れる鏡川、神田川等の上流山間部の記録的な降雨により、これらの中小河川がはんらん越流して、多くの市民の財産に損失を与えるとともに、膨大な量のごみ、土砂等の堆積物を残し、正常な市民生活を破壊したのであります。ここに市街地水害の典型を見る思いがいたしました。
要すれば、河川の実態をつかまえまして、河川の上流、山間部から海に至るまでのいわゆる水系を一貫して、その間における河川の管理を全部やる、なお、最近非常に問題になっておりまする水利調整、これも水系一貫としてやる、こういうふうな考えで、この法案を考えた次第でございます。
京都府でございますが、被害総額八十二億円のうち、土木被害は三十億円でございまして、私ども舞鶴市から大江町、福知山市、綾部市を経て京都市に至り、さらに府の南部、木津川流域の加茂町、笠置町等を調査いたしたのでありますが、舞鶴市、宮津市では、局地的に多量の雨が降り、折からの高潮の影響もありまして、市内の小河川がはんらんしたため、東舞鶴のほとんどと宮津市市街地の中心部が水浸しとなり、また由良川、木津川の上流山間部
一つは、各河川の上流、山間部に見られるいわば峡谷型であり、他の一つは、各河川の中流あるいは下流の平野、湖、沼沢等の周辺に見られるいわば平地型であります。