1956-06-13 第24回国会 衆議院 決算委員会 第42号
上林衆院決算委員長職権乱用について 衆議院決算委員長上林與市郎代議士は、その職権を乱用して自己の選挙区内におけるどぶろくの密造販売事件に介入し、所管税務署及び検察庁支部を牽制して被疑者からは謝礼をもらっているという相当根拠ある疑いさえあることは、議員の体面を汚すのみならず、場合によっては犯罪を構成するとも思考せられるので、決算委員会としてはこれを徹底的に調査して、同委員会の威信を保持すべきである
上林衆院決算委員長職権乱用について 衆議院決算委員長上林與市郎代議士は、その職権を乱用して自己の選挙区内におけるどぶろくの密造販売事件に介入し、所管税務署及び検察庁支部を牽制して被疑者からは謝礼をもらっているという相当根拠ある疑いさえあることは、議員の体面を汚すのみならず、場合によっては犯罪を構成するとも思考せられるので、決算委員会としてはこれを徹底的に調査して、同委員会の威信を保持すべきである
それで、その前にさかのぼりまして、本年の一月八日に、関係農民と上林與市郎代議士があなたの方に参られまして、そうしてるる事情を訴えた。その訴えを聞かれて、やはりこの計画は現地の状況あるいは住民の利益、そういうものにわたつて考えますと無理があるというわけで省議を開いてその認定は行わないことにした、こういうぐあいに上林代議士に答弁しておつた、こういうことを私は直接上林君から聞いているわけです。
それは土地収用をやられると困るという関係者と、それから私の方の上林與市郎代議士とが、本年一月八日に建設省に参りまして、そうして稲浦次官並びに戸塚当時の大臣に事情をるる訴えた結果、建設省において省議を開いた。この計画は確かにあまり現状を無視しておる、だから事業認定はしないということを上林代議士に言うた、こういうことになつておる。ところが実際には、その後一月二十一日に事業認定が行われておる。