1967-05-17 第55回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
そういったように現場で一生懸命に苦労さしておきながら、上層段階は何をやるかというと、こんなことやる。まさにこれはつじつまが合いません。 そういう意味から、私は本論に戻りますが、何といっても労働力の確保のためには安定雇用、身分の保障、生活の保障という意味で、いま少し賃金というものが合理的にしかも現代的に姿勢を変えねばならぬ、こう思うのです。
そういったように現場で一生懸命に苦労さしておきながら、上層段階は何をやるかというと、こんなことやる。まさにこれはつじつまが合いません。 そういう意味から、私は本論に戻りますが、何といっても労働力の確保のためには安定雇用、身分の保障、生活の保障という意味で、いま少し賃金というものが合理的にしかも現代的に姿勢を変えねばならぬ、こう思うのです。
ところがこの専属利用契約を結んで販売を一手に委任された農協並びにこれの上層段階である県の段階は、需要団体との取引に当って掛目の協定をするわけです。ところがその養蚕農民の代表であるべき売手の側に立つ養連がどういう立場にあるかというと、技術指導費という名目のもとに一貫匁について二十円ないし四十円の金を製糸側からもらっているのですよ。売る相手から一貫目について二十円ないし四十円金をもらっているのです。