1959-11-13 第33回国会 衆議院 外務委員会 第7号
国境ではないけれども、そのときに事実上北の方を統治しておるところの民主共和国というものがここで再び出てきている。国際法上出てきているのです。それを認めて、しかもこの二つは地域的に限定された暫定的な政権という立場に立っている。このときは、両方とも、翌年、五六年の国際管理のもとにおいて行われる平和的なる、民主的なる選挙によって統一が完了して、これが国連に加盟する、こういうことになっておるわけです。
国境ではないけれども、そのときに事実上北の方を統治しておるところの民主共和国というものがここで再び出てきている。国際法上出てきているのです。それを認めて、しかもこの二つは地域的に限定された暫定的な政権という立場に立っている。このときは、両方とも、翌年、五六年の国際管理のもとにおいて行われる平和的なる、民主的なる選挙によって統一が完了して、これが国連に加盟する、こういうことになっておるわけです。
簡単に申し上げますると、上北の方の現在までの進捗状況は、本年度はこのうち入植者用といたしまして、六百町歩の開墾を予定いたしまして、十一月末までにおおむねこれを完了いたしております。この機械開墾の仕事は、機械公団といたしまして開墾をいたします。それから入植者に対しまして、公団でジャージー牛を輸入いたしまして、これを県を通して導入いたす。
上北の方は百十六戸の入植者の選定を終りまして、目下三本木、七戸の二カ所に分れまして訓練中でございまして、六月下旬には現地へ入植して、さっそくそれぞれの家屋の建築その他に当る予定になっております。
開墾すべき上北の方は六月二十日。ごろから、それから根釧は七月からとただいま予定しておりますが、それまでには間に合いますように機械の導入を手配いたしたい、かように考えております。
政府の計画で見ましても、大体において根釧の方では一戸当りの借金だけが八十二万三千円になる、あるいは上北の方でも六十四万一千円である、しかもそれに到達するまでには相当に多くの開拓者の手持ち資金というものを要求しておる、こういうようなことになっておる。
○小倉政府委員 上北、根釧に入植いたします開拓農家の収支のバランスの問題でございますが、上北の方は耕地収入と畜産収入とございまして、分けますと大体半々ぐらい、若干畜産収入が多いということになっております。
しかるに上北の方は、その周辺に零細な農家が非常に多くありまして、その農家の方々は経営面積を広げるということを非常に希望しておられる、そういう関係もありまして、できるだけその経営規模を広げるという要望にもこたえたいというために、いろいろ紆余曲折はございましたけれども、増反戸数を二千八百戸という工合に予定いたしておるわけであります。
○説明員(戸嶋芳雄君) 機械開墾の開墾作業費の方から申し上げますと、上北地区の方は一町当り九万八千五百円、それから根釧の方が七万五千五百円ということで、大体上北の方は五町でございます。それから根釧の方は十四町四反でございます。 それから土壌改良費の方は、上北で入植者で町当り四万二百四十円、それから根釧の方が同じく町当りで三万六千五百円、こういうことに考えております。
けれども大蔵省との間は、はっきりしてないようなお話ですが、今の御説明で上北の方は入植者一戸当り百四十二万円の融資を必要とする、根釧は二百八十八万円の融資を必要とするように農林省は考えておられる。大蔵省はそれを減額しようということだろうと思いますが、むろんまだ最終の決定にはなっていないのですが、どういう工合な面を大蔵省は減額することになるのですか。
○説明員(戸嶋芳雄君) この点につきましては、まだ上北の方は正式の募集まで入っておりませんが、大体仙台の事務局と青森県と協議をいたしまして、われわれの方で今検討しております入植者選考要領におきましては、大体二十万円程度の資金か、あるいは資金にかえ得るような手持ちを持って入り得る者というようなことを一応条件につけております。
ただその上の開墾費というのを一億七千九百万円、上北と根釧に分れておるのでありますが、上北の方は一反歩九千八百何十円、根釧の方は一歩一万幾らという委託費を入植者から徴収することになっている。