1947-12-08 第1回国会 衆議院 運輸及び交通委員会 第43号
次に下仁田、高崎間の延長は約三十四キロあり、上信電氣鐵道が開業しています。なお現在のトンネルは腐朽はなはだしく危險状態であるとのお話ですが、第六號トンネルに漏水はありますけれども、危險は絶對にありません。また高崎、小諸間の現在線と比較しますと、約二十キロの増長となる見込みであります。
次に下仁田、高崎間の延長は約三十四キロあり、上信電氣鐵道が開業しています。なお現在のトンネルは腐朽はなはだしく危險状態であるとのお話ですが、第六號トンネルに漏水はありますけれども、危險は絶對にありません。また高崎、小諸間の現在線と比較しますと、約二十キロの増長となる見込みであります。
現在尚復舊の見込のないのは草津鐡道であり、尚私鐡ですが、上毛電鐡、それから上信電氣ですが、これはもう全部不通です。それから兩毛線が現在においても殆んど復舊の見込立たず、特に群馬と越後を繋ぐところの上越線がこれも復舊の見込立たず、これは部分的に動いているだけでしかない。信越線は幸にしてこれは支障がなかつた。以上のように今生きているのは信越線、高崎線だけなんです。結局復活できたのは…。
特に被害の多かつたのは東武鐵道が第一でございまして、關東方面におきましてはこの外東京急行、西武鐵道、箱根登山鐵道、秩父鐵道、上毛電氣鐵道、茨城交通、上信電氣鐵道等の鐵道も相當に被害を受けておりまする外に、東北方面におきまして仙北鐵道、仙臺鐵道、栗原鐵道等も被害を受けておりまするし、又三重交通もやはり颱風の影響を受けまして、志摩半島附近に降雨がありました加減から相當に被害を受けております。