1959-02-10 第31回国会 衆議院 建設委員会 第6号
お尋ねのように、ことしは約百億円のたな上げ財源があったのをくずして参りまして、来年は百億円、それだけプラスされたような格好になっておるので、その後年度の予算の裏打ちができないじゃないかという疑問を持たれることはごもっともであります。
お尋ねのように、ことしは約百億円のたな上げ財源があったのをくずして参りまして、来年は百億円、それだけプラスされたような格好になっておるので、その後年度の予算の裏打ちができないじゃないかという疑問を持たれることはごもっともであります。
ところが三十五年度以降の財源の問題をいろいろ考えてみますと、余裕財源もそうない、たな上げ財源もない。ほとんどこの財源を食いつぶしてしまったような状態である。こういうような財源を考えて、建設事業のふくらんでいきます将来を考えてみますと、どうしても財源の点について、思い切った踏み切った政策をとらなければいけない段階にきているのではないか。
これらの財源としては第一に、たな上げ財源二百二十一億円のうち、二百十一億円をこれの定める使途目的に従って、異常災害復旧にまっ先に投ずべきであります。第二の財源として、わが党は、毎年度多額な繰越金を生じている防衛庁費のうち、非生産的な施設費、物件費等を削減し、これを大幅に補正財源として繰り入れることを要求するものであります。
(拍手) しかも、政府は、今回の補正予算の財源として、本年度歳入の税外収入の増収分を充当しようとする無理算段な財源捻出方策であり、政府みずから災害予算規模の僅少なることを自覚しながらも、財源措置に縛られ、その規模を広げられないという体たらくで、すなわち、政府はみずから経済基盤強化資金というたな上げ財源のワクを設定し、異常災害の復旧に際してはこれを使用することを定めておきながらも、なぜに今回の異常災害
それからいわゆるたな上げ財源のうちから道路方面に振り向ける気持かどうかということでございますが、これは一応いわゆるたな上げになっておりますので、今直ちにこれを使うわけには参りませんが、経済情勢が好転いたしまして、これを補正予算として使用するという段階になりますれば、道路に優先的にこれは振り向けるべきだという強い主張を大蔵大臣にいたしております。
これは今回の予算編成の根本問題について触れるところでありまして、ここに社会党の皆さんとわれわれとの根本的な意見の違うところでございまして、御承知のように、相当額のいわばたな上げ財源をもって日本の経済の乱調子を調整してからあとでなければこれは使えないという考え方、このために、考え方によってはたな上げだけの財源があるならば、住宅政策なり、あるいはまた社会保障政策に投入すべきだというふうにお考えになる向きもあるでしょう
この不足財源をどうしてまかなうかが今後の問題として残されておると私は思うのでございまするが、その際、今年度予算内容の中には、四百三十六億円のたな上げ財源の中に、二百億程度の開発基金が設けられておるということでございますが、この基金を一部道路財源として使用できるかどうか、また、そういうようなお話し合いをなさっているかどうか伺いたいと存じます。
従って、たな上げ財源の活用についても、その時期を失しないような処理をすることが肝要と思います。また、道路と港湾は一体として整備しなければ、総合的な機能の発揮ができません。道路は特別会計によって急速に整備される態勢ができたのに対して、港湾は一般会計のワクの中に縛られ、あまり伸びる余地がないのは、多少片手落ちの感がないでもありません。