1976-06-16 第77回国会 衆議院 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第8号
その問題が表へ出ましたのは、五月の中旬ごろ大庭会長たな上げ説といううわさが出まして、私はそのときまで全然存じません。
その問題が表へ出ましたのは、五月の中旬ごろ大庭会長たな上げ説といううわさが出まして、私はそのときまで全然存じません。
アメリカがいやいやながら金交換性を回復するとなれば、その条件について、たとえばたれ流した七百億ドルの大幅たな上げ説というものも聞いております。それからドルをもう一度切り下げて、すなわち金の値段を大幅に引き上げて、アメリカが現在所有する金百億ドルを大幅に水増しをする、こういう説もありますね。私は金融の専門家ではありませんから断定はいたしません。こういう説もある。
私はたな上げ説です。たた上げ説の議論をやつておるのは高柳賢三氏、フランスに行つたら、先方の学者はああいう憲法をつくるばかな話はない、たな上げしろと言つた。高柳賢三氏はたな上げ論か書いておる。私は憲法では国が守れぬ、条約で国を守つておる。そう解釈して、私はMSAをもらっても援助をもらつても憲法の精神に反しないと思う。憲法の精神は前文にあるごとく、世界の公理に基いたものです。