1987-05-14 第108回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
後続軍として米軍と同盟国が導入されるのに備えるといったことが出てまいるので、アメリカのソロモン国務省政策企画局長によりましても、ヨーロッパで戦争が勃発した場合極東で第二戦線を開く能力を持つということをはっきりソ連に思い知らせるというような言葉を公言しているわけでありまして、そうしたシナリオに立って史上初めての日米三軍統合演習が行われるところまでついに来てしまった。
後続軍として米軍と同盟国が導入されるのに備えるといったことが出てまいるので、アメリカのソロモン国務省政策企画局長によりましても、ヨーロッパで戦争が勃発した場合極東で第二戦線を開く能力を持つということをはっきりソ連に思い知らせるというような言葉を公言しているわけでありまして、そうしたシナリオに立って史上初めての日米三軍統合演習が行われるところまでついに来てしまった。
また、ことし八六年二月末には、在日米軍第七艦隊司令部幕僚と三自衛隊の幕僚との間に防衛庁の中央指揮所を主舞台にして日米の合同三軍統合演習が始まりました。これは米国の新海洋戦略やソ連の弱点を利用する競争戦略への具体的取り組みであると言わなければなりません。
それと全く同じことですね、そのシナリオに沿ったかのごとく演習が行われて、日本自衛隊発足以来初の陸海空三軍統合演習が行われるというような経過があったわけであります。 翌八二年には、アメリカ軍の陸軍との間の山桜という名前の指揮所演習が始まってまいりますし、あるいは指揮所演習のみならず兵まで含めるところの陸軍の合同演習が、ヤマトという名前で同じく八二年から始まります。
米政府は日米の陸海空の三軍統合演習を希望していると報道されています。 自衛隊増強も急ピッチです。七月十七日、防衛庁は、五十五年度から五十九年度までの中期業務見積もりをまとめましたが、これは事実上の第五次防衛力整備計画にほかならないではありませんか。永野陸幕長は、すでに五十一年に閣議決定した防衛計画の大綱は修正すべきだと公然と講演しています。