1995-10-13 第134回国会 衆議院 予算委員会 第4号
今や、御承知のように東京銀行、三菱銀行あたりが大合併して、もうどんどんどんどんと強力な銀行でないとやっていけなくなる。国際金融に太刀打ちしていくにはそうなっていく。そうすると、いわゆる弱小金融がどうなるのだろうと。
今や、御承知のように東京銀行、三菱銀行あたりが大合併して、もうどんどんどんどんと強力な銀行でないとやっていけなくなる。国際金融に太刀打ちしていくにはそうなっていく。そうすると、いわゆる弱小金融がどうなるのだろうと。
と同時に、三菱銀行あたりの調査によりますと、「日本と米国との価格競争力を比較すると、六十年までは、すべての業種でわが国製品が優位にたっていた。しかし、円高の進行とともにその優位が失われ、一ドル=一七〇円でなお強い競争力を持つのは、電気機械、一般機械など一部の業種にとどまる。一ドル=一五〇円では、ほとんどすべての業種で価格競争力を失う、」というような調査がございます。
もっとも三菱銀行あたりでは、鉱工業生産も高くなるけれども、結局国際収支については政府の言うとおりに高い水準で一億ドルぐらいの赤字になるというふうに見ておりますがね。しかし、私はこれは輸出の問題もありましょうし、輸入はかなりふえてくるでしょうし、非常に政府が当初見通したものより狂ってきているわけです。