1968-03-09 第58回国会 衆議院 予算委員会 第15号
時間の関係がありますから、私は一つ一つ例をあげませんけれども、大きくは、かつて問題になりました志免炭鉱と三菱勝田の鉱区、これを統合しておれば問題はなかった。要するに志免の坑道を使って勝田の休眠鉱区を開発するということです。これは断層があって三菱からは掘れなかった。こういう問題もある。いま、北海道の北空知炭田の状態を見てごらんなさい。全く過剰投資もはなはだしいですよ。
時間の関係がありますから、私は一つ一つ例をあげませんけれども、大きくは、かつて問題になりました志免炭鉱と三菱勝田の鉱区、これを統合しておれば問題はなかった。要するに志免の坑道を使って勝田の休眠鉱区を開発するということです。これは断層があって三菱からは掘れなかった。こういう問題もある。いま、北海道の北空知炭田の状態を見てごらんなさい。全く過剰投資もはなはだしいですよ。
たとえば国鉄の志免炭鉱を閉山にするとき、粕屋炭田全体の問題として、三菱勝田が掘ったらどうかというような意見もありましたけれども、保安の問題など考えたら非常に危険じゃないということで、これは反対しました。そういう問題についての配慮はどうなんですか。
たとえばお隣の三菱勝田鉱業所が総合開発するといたしましても、これは志免鉱業所の現有施設を活用して初めてできるわけです。三菱勝田の施設を活用してできるわけではないのです。これは現地で専門家の意見を聞いて参りましてもそういった点が明らかになっております。
昨年の八月三十一日、太平洋炭鉱釧路鉱業所において発破作業中ガス爆発が起り、三十九人の死亡者を出し世論を騒がせましたが、今度の災害はこれを上回り、当初の予想を越え、戦後のものとしては、昭和二十三年の三菱勝田炭鉱のガス爆発事件に次ぐ大きな災害となったのであります。
福岡県の三菱勝田炭坑ここでは、あかつきに祈る式の凍死事件のごときは、まつたく日常茶飯事にすぎなかつたのであります。さらに驚くべきことは、中国人の捕虜労務者に至つては、秋田県の鹿島組の花岡出張所において、九百何十名の中国捕虜労務者のうち、実に四百名が虐殺されておるのであります。 しかも、この朝鮮人や中国人に対して、一体終戰当時、日本の政府や資本家のとつた処置はどうですか。
「死者五十六名 勝田炭鉱爆発〔福岡発〕十八日午前四時ごろ、福岡縣糟屋郡宇美町三菱勝田炭鉱縦坑で作業中、坑内ガスの爆発を起した、爆発当時入坑者は六十九名で、午後七時現在死者五十六名、重傷者三名、軽傷者七名、計六十六名を搬出した、なお一名は無事で、坑内に残つた二名は生死不明、すでに死亡は確実と見られている、原因は自然爆発と見られている」、かような、わずかに百五十字内外の記事でありますので、その原因並びに
最初にお尋ねいたされました三菱勝田炭鉱におきまする災害事件は、まことに遺憾なことでございまして、商工大臣といたしましても非常に心を痛めておる次第でございます。