1985-03-20 第102回国会 参議院 予算委員会 第11号
○神谷信之助君 現地では、後藤田派と三木元首相派との阿波戦争で、後藤田派の三木陣営は十億円とか、三木元首相派の戸井陣営は二、三億円の金が動いたという報道もあります。後藤田長官、最終盤に応援にも駆けつけられたわけですが、こういう腐敗選挙について責任をお感じになりませんか。
○神谷信之助君 現地では、後藤田派と三木元首相派との阿波戦争で、後藤田派の三木陣営は十億円とか、三木元首相派の戸井陣営は二、三億円の金が動いたという報道もあります。後藤田長官、最終盤に応援にも駆けつけられたわけですが、こういう腐敗選挙について責任をお感じになりませんか。
あるいは、自民抗争“九月の陣”で三木陣営に少なからず貢献したともいわれる文相には、その意外に濃い政治家的一面をこの際、洗い流す意味で何かそれらしき態度を示す必要があった、と読めないこともない。 ところが、どういうわけか、島根の前日、広島市で開かれる「外国人留学生懇親パーティー」には、文相名で地元選出国会議員全員に招待状が出されている。しかも、こちらは「スピーチ歓迎」なのだそうだ。
いずれにしましても、灰色高官、いわゆる灰色高官の問題が出てきておるわけでありますが、この灰色高官の発表等について反三木陣営は抵抗しているというような向きの御発言もなさっているやにお聞きしておるわけでありますが、その種の抵抗、圧力みたいなものは、法務大臣に対してあるのでしょうか。
いま後段の部分は大変結構だと思うんでありますが、別に反三木陣営というふうに特定はしておりませんが、も含めて外部から、あるいは身辺から法務大臣に対するいろいろな圧力なり妨害めいた状況は出てきておるんでしょうか。
それから、反三木陣営は灰色を公表してはならぬというふうに抵抗があるようにいまおっしゃったですが、そんなことはありませんね、そんなことは。そういうことは私はないと思いますよ。会合に出ていないからわからぬけれども、わからぬけれども、そんなことはないと思います。それから、それについてそういう反三木陣営から法務大臣に圧力があるかないか、そんなことはありませんな。
これはサンフアン会議の中で三木首相と大平大蔵大臣とがお会いになって、三木首相の方から、いまのように三木支持派と反三木陣営と党内対決が深まっておる現状を憂慮して「「二人がもう少しざっくばらんに話し合うべきではないか」と持ちかけ、蔵相も「できるだけ話し合う機会をつくりたい」と応じた。この点について蔵相は「党内の意思疎通を図っていかなければ、問題は解決しない。
それから逆に、三木陣営の方はこのロッキード事件の解明ということを一応のにしきの御旗にしながらもこれを武器にして政権維持を図る。私は、ロッキード事件がこのような派閥抗争の具にされるということは非常に危険なことだ。