今資料を配付しておりますけれども、埼玉県の所沢市と三芳町というところがありますが、この周辺三市二町にわたる三富新田周辺地域というのがございます。今、「イラストで見る三富開拓地割遺跡」というコピーをお配りしているかと思いますが、三つの富と書いてこれはサントメと読むわけです。
私が地元で住んでいる、三富新田という、いわゆる柳沢吉保の時代から開発を進めた三富の開発というのがありまして、くぬぎ山も含めて、今、くぬぎ山はいろいろ対応していただいておりますけれども、やはり同じような、再生モデルにふさわしいと思われる地域がたくさんありますので、ぜひさまざまに検討していただきたいというふうに思います。これは、要望だけで結構です。
先ほどちょっと、里地里山の保全のモデル事業について、三富新田とかくぬぎ山というようなところ、そういう地域もありますのでそういうところも検討していただきたいというふうに要望させていただきましたが、これは、お答えはしていただけますか。
それから、大臣にお聞きしたいんですけれども、私は以前、三百年前の循環農業を今に伝える三富新田の保全策についてぜひ考えていただきたいということをこの決算委員会で取り上げたことがあるんですけれども、つまり納税猶予の問題なんですね、林地の。
きょうは、都心から三十キロメートルの地点にある埼玉県の三芳町を中心に広がっている三富新田、三富農業の保全策について質問したいと思います。 八千分の一の航空地図を見ますとよくわかるんですけれども、三芳町、所沢市周辺に短冊状の地割り景観が広がっています。(図表掲示)こちらが三芳町になります。こちらが下富です。これを見てください。短冊状になっています。森が最後にあって、ここが道路です。
しかしながら、三富新田は非常に古いというか、江戸時代の、約三百年ぐらい前の新田開発当時の地割りや農村集落などの景観が、その利用形態とともに今なお残っている数少ない貴重な事例と承知しております。大変きれいに残っているようです。
○国務大臣(中川昭一君) 先生御指摘の三富新田は、戦前までは落ち葉、稲わら、菜種かす等を土壌に還元して、自然型ということで全国で行われておりました。
私の選挙区に隣接をいたしております、先ほど来お話のありました三富新田、これは埼玉県所沢市と三芳町にまたがります地域でございまして、この三富新田は、ことし、開拓の完成から三百年を迎えました。
現にこの三富新田におきましても既に何件か物納を許可した例がございますので、この点、御報告させていただきたいと思います。