1955-06-21 第22回国会 参議院 運輸委員会 第19号
○政府委員(井本臺吉君) 神戸地方海難審判理事所におきまして、本年の五月十一日に神戸地方海難審判所に対して三宅実氏、杉崎敏氏、立岩正義氏、この三人を受審人として審判開始の申し立てをしたということが、現地の高松地方検察庁から報告が来ております。もちろんこの海難審判所の申し立てということもわれわれ十分に考慮に入れまして結論を出したいと考えております。
○政府委員(井本臺吉君) 神戸地方海難審判理事所におきまして、本年の五月十一日に神戸地方海難審判所に対して三宅実氏、杉崎敏氏、立岩正義氏、この三人を受審人として審判開始の申し立てをしたということが、現地の高松地方検察庁から報告が来ております。もちろんこの海難審判所の申し立てということもわれわれ十分に考慮に入れまして結論を出したいと考えております。
紫雲丸の沈没事件に関しましては、五月十三日の第三宇高丸の船長三宅実、同船の首席航海士松崎敏、紫雲丸の二等航海士立岩正義、この三人を逮捕いたしまして、引き続き五月十五日から勾留を続けて現在なお取調べ中でございます。
ところが翌十三日には高松地方検察庁は、第三宇高丸船長の三宅実、二等航海士の松崎敏、紫雲丸二等航海士立岩正義を任意出頭の形で取り調べておりましたが、同十時半に過失艦船覆没罪、業務上過失致死罪容疑でもって逮捕状を執行された旨報道されました。これによれば、両者に責任があるものと認めた結果であることは明らかであります。果してそのいずれが正しいてあろうか、これを検討しなければならぬと思います。
お尋ねの通り本月の十三日に第三宇高丸当務船長の三宅実、同般の首席航海士松崎敏、紫雲丸二等航海士立岩正義の三名を業務上過失艦船覆没並びに業務上過失致死容疑罪で逮捕いたしまして、さらに五月の十五日この三名を拘留、引き続き捜査を進めておるわけでございます。
○井本政府委員 先ほど申し上げましたように、最初に逮捕拘留いたしましたのは、初めの三宅実と杉崎敏が宇高丸の関係者でありまして、最初に読み上げました分は、この宇高丸関係の被疑事実でございます。最後に読み上げましたのが紫雲丸の二等航海士の立岩正義の関係でありまして、紫雲丸関係の被疑事実でございます。
すなわち紫雲丸二等運転士立岩正義(二十九才)は『衝突数分前同船右方に霧笛を二回ないし三回聞いた』と述べ、また紫雲丸は『女木島手前で霧笛を吹鳴した』と述べているに対し、第三宇高丸船長三宅実(三十七才)は紫雲丸の霧笛を『確実に本船左方に聞いた』と主張し、それぞれ判断が異なるほかに、両船とも衝突直前まで過大の速力を保持していたることを認めらるるのみならず、第三宇高丸三宅船長は『本船左方紫雲丸が見えたとたん
かくて午後六時ころに及びましたが、これから当日第三宇高丸の当務船長であった三宅実(三十七才)から、第三宇高丸の当日午前六時十分宇野出港から、紫雲丸に衝突、これを沈没せしめるに至るまでの経過、特に霧中運航につき詳細なる説明を聴取し、次いで同じく第三宇高丸の二等運転士杉崎敏(二十九才)から当日のレーダー監視補助服務の実情を聴取し、これから三十数名の説明につき、それぞれ調査団各員から詳細にわたる質疑がなされ