2014-02-12 第186回国会 衆議院 予算委員会 第6号
○笠井委員 総理は、繰り返し繰り返し、鎮霊社にも行ったのでというふうに言われるんですけれども、総理が世界じゅうの戦没者が祭られているとする鎮霊社でありますけれども、これは、靖国神社の本殿の脇にある、高さ三メートルほどの、鉄の柵で囲まれた、柵で囲まれちゃっているんですけれども、わずか十平方メートル程度の小さなほこらのことでありますが、この鎮霊社の手前には、万邦諸国の戦没者ということで、そういう立て札はありますけれども
○笠井委員 総理は、繰り返し繰り返し、鎮霊社にも行ったのでというふうに言われるんですけれども、総理が世界じゅうの戦没者が祭られているとする鎮霊社でありますけれども、これは、靖国神社の本殿の脇にある、高さ三メートルほどの、鉄の柵で囲まれた、柵で囲まれちゃっているんですけれども、わずか十平方メートル程度の小さなほこらのことでありますが、この鎮霊社の手前には、万邦諸国の戦没者ということで、そういう立て札はありますけれども
戦前の日本は、万邦無比の国体の原理を盲信して、戦前の日本帝国主義、軍国主義が利己的で偏狭な国家主義、侵略戦争に走り、その結果としてアジアで二千万人、日本の国民三百十万人が犠牲となりましたが、この歴史の教訓、反省の中から、他国を無視する独善的な態度が排除されなければならないということを示し、そこから「政治道徳の法則は、普遍的なものであり、」この文言に続いてまいります。
万邦無比の神国日本という言い方がされているときに、堂々と、我々の祖国の古い歴史が決してそれほど貧困なものでないことを学んでほしい、こういう研究が育ちましたね。 私は、これは戦前の大学の持っている可能性の一つだったと思うんです。
「朕曩ニポツダム宣言ヲ受諾セルニ伴ヒ日本国政治ノ最終ノ形態ハ日本国民ノ自由ニ表明シタル意思ニヨリ決定セラルベキモノナルニ顧ミ日本国民ガ正義ノ自覚ニ依リテ平和ノ生活ヲ享有シ文化ノ向上ヲ希求シ進ンデ戦争ヲ抛棄シテ誼ヲ万邦ニ修ムルノ決意ナルヲ念ヒ乃チ国民ノ総意ヲ基調トシ人格ノ基本的権利ヲ尊重スルノ主義ニ則リ憲法ニ根本的ノ改正ヲ加ヘ以テ国家再建ノ礎ヲ定メムコトヲ庶幾フ政府当局其レ克ク朕ノ意ヲ体シ必ズ此ノ目的
私も大蔵省の友人がおりまして、それにああいう制度はどうなんだ、あれはほかの国で例があるのかと聞いたときに、これは万邦無比の制度である、大久保利通の太政官政府以来の伝統でやっておるという話でありました。
しかし、今回のこの法案の中での新規生というのは、そういう国産一号であればいいというような発想でないわけでございまして、やはり私どもは万邦における新規性とでもいいましょうか、一応普通に専門家の皆さんがごらんになって、これは新しいと思われるようなものを新規のものと考えたいと思っております。
御案内のとおり、明治二十八年に我が国が日清戦争による日清講和条約を盾に台湾を領有して以来、五十年の長い間、我が国は台湾におきまして、日本は万邦無比の国である、日本は信義を重んずる武士道の国、正義の国である、天皇は神の子であり台湾人も一視同仁である、この一視同仁の聖慮に感銘して陛下の赤子たるべし、出征した後は国家が一切面倒を見てやるという皇民教育を実施し、あるいは現地語の使用を禁じて日本語を強制する、
当時の資料によりますと、この協会の綱領、スローガンには、万邦協和による世界絶対平和の確立が究極の目標とあり、アジア各国の自主独立と国防の共同、経済の一体化などがうたわれております。当初、この協会には、木村先生が生涯の師と仰いだ石原莞爾将軍の思想に共鳴する人々が、多くの著名な学者を含めて結集しておりました。
「今次の大戦は自存自衛のため日本国の存亡をかけ虐げられた民族の解放と万邦共栄を願っての聖なる戦いであった」、こういうことであります。そのほかにもいろいろ戦争を賛美する内容があります。 私は、国有地にこういうようないわゆる大東亜戦争と言われる戦争を賛美するような碑が建っている、こういうことは好ましくないと思います。私も決算委員会でそれを取り上げました。
どんなふうに書かれてあるかといいますと、「昭和二〇年八月一五日「万世のために大平を開かん」との詔により万斛の涙をのみ終戦を迎えた その後三十六年営々として祖国再建に努力いまや世界の大国となった 惟うに今次の大戦は自存自衛のため日本国の存亡をかけ 虐げられた民族の解放と万邦共栄を願っての聖なる戦いであった 遂には敗戦の悲境に沈淪せしも次々と亜細亜の民は独立と自由の栄光をかち得たことは 世界史上曽てなき
御案内のとおり、明治二十八年わが国が台湾を領有して以来五十年間、わが国は、日本は万邦無比である、一視同仁の聖慮に感銘し、陛下の赤子たるべしとしていわゆる皇民化政策が徹底をされ、皇民教育が行われ、現地語の使用は禁じられて日本語が強制される、名前も日本風に改められる。戦争が始まると国のため強制的に徴用され、台湾では昭和十七年から志願制、昭和十九年には徴兵制も施行されました。
昭和二十一年三月六日の官報を見ますと、憲法をつくるに際して「朕曩ニポツダム宣言ヲ受諾セルニ伴ヒ日本国政治ノ最終ノ形態ハ日本国民ノ自由ニ表明シタル意思ニ依リ決定セラルベキモノナルニ顧ミ日本国民ガ正義ノ自覚ニ依リテ平和ノ生活ヲ享有シ文化ノ向上ヲ希求シ進ンデ戦争ヲ抛棄シテ誼ヲ万邦ニ修ムルノ決意ナルヲ念ヒ」と、要するに、当時の主権者である天皇もまた、「日本国民ノ自由ニ表明シタル意思ニ依リ決定セラルベキモノナル
○政府委員(宮澤泰君) 私は、もちろん平和国家として建設されております日本が世界の大勢を見きわめつつ万邦相和して進むべきことは当然のことであると思いますが、やはりそれなりの各国家の持っておりました歴史、伝統、こういうものを尊重しつつ世界平和のために努力していくべきものと考えております。
これは新撰姓氏録の序文にも「万邦の庶民、高貴の技葉と陳べ、三韓の諸蕃、日本の神胤と称す」とあるように、諸氏の虚構が行われていること、また「大漢三韓之族、之を諸蕃と謂う」とあるように、諸蕃のうちでも漢は特に大漢と呼んでいる当時の中国崇拝の心理的影響、それと同じように、当時、渡来人のうちでも、百済王氏からは、桓武天皇の後宮に入る者三人、嵯峨天皇のときに二人あるほど有力な氏であったことの影響などから、あるいは
として、「一、今回の対英米戦は、日本の生存と権威の確保のために、やむをえず立ち上がった戦争であること 二、戦争発生の真因は敵側の利己的な、世界制覇の野望にあること 三、世界の新秩序は八紘一宇の理想に立ち、万邦おのおのその所を得せしむるにあること」となっています。そして、「開戦と同時に、次々と打ち出された政府の方針に基づいて、日本放送協会の全番組は戦時編成に切り替えられ、内容を一変した。」
精密、いわゆる前の総裁が言われた万邦無比、正確だと言うんならば、当然そういう調査をなさっておられるものと思ってお伺いしているわけですが、こういう調査はしてないですか、もう一ぺん伺います。
○岡委員 どうも万邦無比思想で困りましたな。そういう思想は、大国になると大国優先思想になっちゃうもので、非常に危険だと思う。 それはそれといたしまして、国際原子力機関がいよいよ発足する、これは非常に歴史的なものでもあり、これに日本が理事国として参加する以上、運営の責任をとるという立場から、まず日本自身が範を示して、原子力憲章のワクを越えないという立場を厳守しながら、今後の関係を結ばれたい。
そのときに開国の証書もそこで説明される人も出てくるということになると、ほほえましい形でそれがなされればよいけれども――私などだったらそこは要領よくやりますが、しかし古い感覚の指導意識を持った人がやろうとすると、ここに日本の誕生があるのだ、日本の万邦無比の国体はここから発生したのだということをそこで言われることになるわけなんです。
国連加入の国際的な重大な意義につきましては、私がここに決してるるする必要のないことでございまして、これによってようやくわれわれはお仲間に入れていただいたわけでございまして、今までは全く孤児であったものが、みんなのお仲間に入れていただいて、これから受ける利益はさしあたりこれくらいではないかなどということは、きわめて短見者の言うことでありまして、これをきっかけに、これからこそ日本がほんとうに多面的な外交で万邦
(拍手)このようにしてできた国定制度は、日露戦争、第一次世界大戦による皇威発揚の要請とともに、その思想統一のための内容はいよいよ統制強化され、神聖にして侵すべからざる天皇とともに、万邦無比の国体を作り上げ、さらに忠良なる臣民を作り上げるに完全な威力を発揮したのであります。すなわち、国定教科書は、その画一性をマス・コミュニケーションの最適の道具として、軍国主義者たちに奉仕せしめたのであります。