2008-12-17 第170回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
さらに、我が日本軍が想像だにしなかった自動小銃、火炎放射器などの新兵器で多くの生命財産はあたかも紙くずや虫けらのように焼き払われ、生き残った県民は、死体累々と折り重なる地獄の修羅場のような瓦れきの中で茫然自失の状態で立ちすくんでいたところを、占領した米軍は沖縄全土に日本本土攻撃に備えての基地をつくり、その米軍の占領統治は一事が万事軍事優先であり、民生不在の占領政策は幾度となく県民を弾圧するような布令
さらに、我が日本軍が想像だにしなかった自動小銃、火炎放射器などの新兵器で多くの生命財産はあたかも紙くずや虫けらのように焼き払われ、生き残った県民は、死体累々と折り重なる地獄の修羅場のような瓦れきの中で茫然自失の状態で立ちすくんでいたところを、占領した米軍は沖縄全土に日本本土攻撃に備えての基地をつくり、その米軍の占領統治は一事が万事軍事優先であり、民生不在の占領政策は幾度となく県民を弾圧するような布令
しかし、戦争ですべて県民の生活や産業の生産基盤はことごとく破壊されてしまいましたが、占領統治のときは、一事が万事、軍事優先、民生不在の状態でありましたので、復帰はかち取ったものの、社会資本整備を初め、経済や社会福祉の基盤整備が劣悪な状態にありました。
先ほど申し上げました沖縄の復帰三法、そしてそれに基づく三次にわたる振興開発計画の目的は、沖縄において戦中、戦後の苦難の歴史の中で発生した戦後処理問題の解決、さらに、戦後二十七年間の長きにわたって本土から行政権が分離され、米軍の占領統治下で生じた本土との格差の是正、三点目は、一事が万事軍事優先、民生不在の米軍の占領統治下で経済基盤整備が無視あるいは放置されてきたのでありますが、いわゆる経済の自立的発展
行政府主席も高等弁務官の任命であり、万事、軍事優先主義のもとに置かれております。これはアメリカ・デモクラシーの名誉のためにも遺憾と言わなければなりません。沖繩の自治権拡大について政府はどのように努力され、また今日まで対処されて来られたかを伺います。 次に、経済面から見ましたときに、沖繩の貧困は事のほかはなはだしいものがございます。社会保障としては生活保護法と失業保険しかございません。