1981-05-07 第94回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
そこにまたいろいろな問題が出ておるということでございまして、われわれといたしましてはこのマル案の生糸が出るのみならず、一般輸入糸あるいは現在も買い続けております国産糸もいずれ売りたい、そういうような環境、条件に早くしていきたいということで、需給のバランスをとるという角度でいろんな需要増進なりあるいは輸入調整なりいろいろ検討をしておる、こういうことでございます。
そこにまたいろいろな問題が出ておるということでございまして、われわれといたしましてはこのマル案の生糸が出るのみならず、一般輸入糸あるいは現在も買い続けております国産糸もいずれ売りたい、そういうような環境、条件に早くしていきたいということで、需給のバランスをとるという角度でいろんな需要増進なりあるいは輸入調整なりいろいろ検討をしておる、こういうことでございます。
在庫の内訳は実需割り当て分の凍結分、これが二万三千八百五十俵、それから一般輸入糸が八万三千九百七十五俵、それから国内生糸が四万俵余りということになっておると思いますけれども、私はまずこの実需の割り当てを早く出せるようにすべきだと思うのです。これは絹織物業者も早くこれを出してほしいということを言っておるわけですね。これは欲しい欲しいと言っているわけですから、出せばいい。
さらにまた、現実的に絹需給の改善ということとの絡みで実勢糸価が浮上をしてくれば、マル実生糸が出ていく、あるいは一般輸入糸が出ていく、さらに国産糸が出ていくという姿でありませんと何ともならぬのではないかというような物の考え方で、基準糸価についてかなり引き下げるということが必要ではないかというふうに考えたわけでございますけれども、この面につきましては、冒頭申し上げましたとおり、現在、まだ引き続き最近の動向
したがいまして、やはり今後この買い上げというような姿のものが積み増しがなくなる、さらにまたなくなるだけでなしに、実勢糸価が浮上いたしまして中間安定帯の相当のところにいくというようなことになりますれば、逐次マル実の輸入糸なりあるいは一般輸入糸、国産糸というような順で出ていくという、そういう状態を早くつくり上げるべきであろうということでございます。
それから一般輸入糸と国産糸につきましては五十六年度中は全く売り渡されないという前提でございます。そういう二つの前提を置いて試算いたしますと、実需糸の損失見込み額は三十五億円、国産糸の評価損は二十九億円、合わせて六十四億円の損失と相なります。
すなわち五十四年度実需糸の未払いの引き渡し分を、五十六年度に糸価を据え置いて全量売り渡す、その場合には、一般輸入糸や国産糸について五十六年度中全く売り渡さないとしても、どういう試算が出てくるのだろうか。あるいはさらに一年延ばして、五十七年度中に実需者渡しの糸を処理するという方向を出した場合に事業団の損益試算というのはどういうことになるのだろうか。
それから輸入糸が左の方にございますが、一般輸入糸につきましては、五十五年の五月、六月ごろ買い入れがございますが、いずれも五十四年度分がこのごろ到着をしたということで、五十五年度分は全然発注していませんので、一切入っておりません。しかし、売り渡しの方はもうこれはずっと皆無でございまして、ゼロがずっと並んでおるという姿でございます。
私どもといたしましては、先ほどもお答えいたしましたように、まず現在蚕糸事業団にございます五十四年度の実需者用売り渡し生糸の売り渡しの円滑化、さらには一般輸入糸が相当量ございますので、それらも含めた売り渡しの円滑化ということを考える必要があるということで、そのためにやはり基本的に需給改善のための努力が必要だと申し上げたわけでございます。
一寺前委員「何ぼぐらいのものになっとるんだ」と呼ぶ)これは先ほど申し上げましたように、実需者用生糸と、一般輸入糸それから国産糸ではそれぞれ買い入れ価格も違います、違いますけれども、金利、倉敷料としましては、大体一月当たり百十円前後というところでございます。それだけは毎月コストがかかっていくという状況でございます。
なお、業界の皆さん方からちょっと出た話でございますけれども、これは品質が落ちると、放出はできないけれども、品質保持のために買いかえることはできる、こういうことで、この間月一回くらい行われたけれども、国の方の買いは一万四千七百十円で五百俵買う、そして売りの方は、国の持っておる輸入糸、いわゆる一般輸入糸を競売に出す、そうするとこれが一万五千百円で落ちていった、こういうことなんですね。