2000-02-28 第147回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
最初、大臣の方にお尋ねございましたが、このところ北鮮工作船事件初めいろいろ出ておりまして、今まで、国内の一般的治安は警察、国防は自衛隊、こういうような仕分けで大体出てきていたわけでございますが、最近は、その境目というのが、警察では対応できない、しかし自衛隊もそういう訓練を日常やったことはないというような状況もございまして、警察と自衛隊という既存の概念のすき間にある、いわゆる領域警備なんと言われていますが
最初、大臣の方にお尋ねございましたが、このところ北鮮工作船事件初めいろいろ出ておりまして、今まで、国内の一般的治安は警察、国防は自衛隊、こういうような仕分けで大体出てきていたわけでございますが、最近は、その境目というのが、警察では対応できない、しかし自衛隊もそういう訓練を日常やったことはないというような状況もございまして、警察と自衛隊という既存の概念のすき間にある、いわゆる領域警備なんと言われていますが
その場合に、やはり原則は一般的治安は警察がやる、装備、訓練等が足らなかったらしっかりとやる。しかし、それでもなお、装備その他軍が偽装しているような場合は、これは軍での対応が必要になってくる。そういうことになれば、軍が対応できるように装備、態勢も整えておく、こういうことじゃないか。それで、その接点において迅速にそれが機能するように訓練し、法制面でもきちっとしておく、こういうことじゃないか。
さらにまた不法な破壊的の分子の動きがあつた場合、一般的治安を維持するだめの方策、これらの分子によつて主要な産業に対する破壊的行動が国民への損失によつて行われるようなおそれのある場合、それに対処して国内の治安と産業を守り、日本独立の使命を果すために、法務総裁はいかなる構想でこれらに対処すべき方式を準備しておられるか。 以上の諸点につきまして、総理大臣並びに関係各大臣に質問をいたします。
もとより警察國家の復活は嚴に戒めなければならぬが、一般的治安の確保の面より見て、また將來各種の取締法案の立案、企画等についても、現行制度はその責任をとるべき責任者を欠いているため、その中心となるべき國務大臣を設けることは必要であると信ずる。 二、公安委員会運営の改善と啓発。