1951-03-20 第10回国会 衆議院 海外同胞引揚に関する特別委員会 第7号
さような関係上、留守家族の中でも、住宅が焼かれ、あるいは夫が親がおらないために、だんだんと無理解な家主より追い立てられて、豚小屋的な存在に押し込められておる気の毒な状態の方々がおりますから、一般生活困難者の中には入るでありましようけれども、引揚者と同様に、さように住宅を圧縮されておる留守家族等についても、十分御考慮のわく内に入れていただきたいということを念願するものであります。
さような関係上、留守家族の中でも、住宅が焼かれ、あるいは夫が親がおらないために、だんだんと無理解な家主より追い立てられて、豚小屋的な存在に押し込められておる気の毒な状態の方々がおりますから、一般生活困難者の中には入るでありましようけれども、引揚者と同様に、さように住宅を圧縮されておる留守家族等についても、十分御考慮のわく内に入れていただきたいということを念願するものであります。
また厚生省としては、特に引揚者のため、あるいは一般生活困難者のため、留守家族等々を含んで、かりに厚生住宅というような小規模な七坪半程度の、長屋でない独立家屋を建設して、気の毒な方々をお入れ申す、かような御方針のようにいつか新聞報道等において拝見したのであるが、さような問題は、その後関係各省との間にどういう交渉が進んでおらるるか。
この対象は一般生活困難者とは相成つておりまするが、その七割は引揚者でございますので、これは実態調査に基いてそういう数字が出ておりますので、この政策を推進することが同時に又引揚者の住宅問題を大きく解決して行くゆえんであると考えまして、引揚同胞対策審議会の立場としても、又引揚援護庁といたしましても、こういつた政策が来年度において是非実現できるように推進して参りたいとかように考えております。
○庄司政府委員 ただいまお尋ねの授産法というような法律を成文化して制定するということは、ただいま考えておりませんけれども、前段お述べをいただいた御趣旨はまことにごもつともでありまして、たとえば各市町村の引揚者、あるいは戰災者、その他一般生活困難者等々に職を與えるために、職業の補導あるいは共同訓練、さようなことをやつておる共同作業所等においては仕事をやりたくともお説の通り資材が円滑に回つていないという