1949-05-22 第5回国会 衆議院 農林委員会 第29号
その二割程度の開きを、先ほど申しましたアメリカの一般物價水準の値上り率とアメリカの農産物價格の値上り率の差、それが大体二割程度あるという点、將來のアメリカの農産物價格がむしろ上昇というよりも先安の傾向にあるというような点を考えてみますると、数字的には、大体一つの動き方というものが表われておるのではないかというふうに考えるのでありますが、これは先ほども申し上げましたように、ただ一つの見方でありまして、
その二割程度の開きを、先ほど申しましたアメリカの一般物價水準の値上り率とアメリカの農産物價格の値上り率の差、それが大体二割程度あるという点、將來のアメリカの農産物價格がむしろ上昇というよりも先安の傾向にあるというような点を考えてみますると、数字的には、大体一つの動き方というものが表われておるのではないかというふうに考えるのでありますが、これは先ほども申し上げましたように、ただ一つの見方でありまして、
併し私はこの際一般物價水準は動かさない考えで進んで行きたいと思うのであります。個々の物資につきましては、或る程度の値上りは避け得られないと考えております。又産業界に及ぼします影響は、三百三十円で決められるよりも非常に有利になつて参ります。我我が考えております輸出貿易も、これによつて相当程度促進し得られると考えます。
しかして、かかる措置でまかない得ない場合につきましては、一般物價水準に影響を及ぼすことなく、個々の物資に適当な措置を講じて行き、今まで堅持しておりまするところの物價政策で進んで行けると考えておる次第でございます。 なお産業に及ぼす影響でありますが、皆さん御承知の通りに、当初の三百三十円よりも三百六十円になりました方が輸出貿易の増産を來しえるのであります。
次に三百三十円が三百六十円になつたならば、一般物價に影響するだろうというお話でございますが、これは一般物價水準は動かさない方針を堅持いたしておるのであります。あるいは個個の物價、個々の品物につきましては上るものもあると思うのでありますが、極力企業能力によりコスト低下を期待いたしまして、動かさない方針を堅持したいと考えております。
從いまして、一般会計の歳出の面において價格調整費が二千二十二億円の計上を見ておりますのも、新為替レートが輸入物資の價格を通じまして一般物價水準に急激な変動を與えないようにと配慮された過渡的手段と考えられるのであります。
今の小麦や小麦粉を世界の市場と同じように上げて行けば、それは農民の方々には非常にいいかもわかりませんが、それがひいて一般物價水準を動かし、労賃に影響するということを考えますと、ただいまのところは、物價水準を一應動かさずに補給金でまかなつて行こうという考え方のもとに、かく予算案を作成いたした次第でございます。
ただ一般物價水準に影響を與えないという方針になりました関係上、できるだけ安定帶物資の品目も減し、あるいは補給金額を減しましても、なお千二億円に相なるのでございます。今後実行上におきましては、できるだけ少くするという考えのもとに、極力注意を拂いたいと考えております。
そこで財源の関係は、もとより二百六十三億を出すのに非常に苦心を拂いまして財源を念出した次第でありまして、若し外の財源を求めるということになりますと、これは一般物價水準に惡影響を及ぼすような、而も大衆負担になるような、而も物價の改訂その他のことをしなくてはならんし、又御指摘の軍事公債の問題も、これはすでに参議院におかれても審議未了になつたのもゆえんがある次第でありまして、あの軍事公債は銀行なり或いは郵便局
又いわゆる経済三原則には、御承知の通り一般物價水準に影響を及ぼす物價改訂を行わないというのがいわゆる物價改訂でございまして、要するに生産費なんかに直ぐ響くような物價改訂は、直ちに一般物價水準に影響を來しますから、今の消費者関係の煙草のことは先ず一般物價にそう惡影響はない。勿論嚴密にいえば影響はございまするが、そう影響はないという意味において値上をいたした次第でございます。
すなわち三原則というものは、岡田さんもよく御承知のごとく、赤字融資はいけない、それから一般物價水準に影響ある物價改定はいけない——一般物價水準に影響がなければ、物價改訂も全然拒否しておるわけではございません。それから、歳入の伴わない政府の補助金はいけない、つまり公債等で歳入をまかなつて政府が補助金を出すというようなことは不健全であるからいけない——すべて條件がついておるのでございます。
すなわち、まず企業努力で、ある程度の金を稔出する、それからその次には、料金を、一般物價水準に影響のない方面について、ある程度値上げをする。そこである程度の財源を稔出する。さらにそれでいけなかつた場合には、これは三原則の一つの例外にもなりますが、超過料金をこの電産の方へ向けてもらう。こういう方向で進んでおります。というのは、政府の補給金を出さないという趣旨を必ずしも害すわけではございません。
次に農地課長の言葉についてでありますが、それはおそらく今申し上げましたように、人件費をして必要な水準にまで引上げることに対しては、大藏当局におきましても一般物價水準の決定に即應して、これに合うように專任職員の俸給を考えていただいておりますし、事務費の問題につきましても今日の場合必要な限度において認めてくれておりますのですから、それ以上についてはさらに今後の状況に應して考えて行くということを述べたと考
この内訳は、こういうふうに計算いたしておりますが、これは良し悪しはいろいろまだ議論があると思いますけれども、輸出物資につきましては、今般の七割値上げとか、全体の何と申しますか、一般物價水準の引上になるわけでございますが、輸出物資の中には相当実効價格的な、つまり何と申しますか、公定價格の引上というようなものでなくして、実効價格的な面も相当含んでおるというような観点から、これを一應五割増と計算いたしております
いずれにいたしましても官業は一般物價水準よりも若干低めに置くことが望ましいのであります。その点から申しまして、十五割程度の値上げが適当ではないかと考えております。尚十五割の値上げをいたしますと、封書は三円になります。葉書は一円二十五銭になるわけでありまして、基準年度の物價と比べまして封書は百倍、葉書は八十三倍となるわけであります。
從つて安易な氣持から一般物價水準と、あるいは賃金ベースと合わしてこれを値上げすることを提案されているごとき事態に対して、まず原則的に反対しなければならぬと思うのであります。
それから第三には、一般物價水準が循環的に急上昇するのを防止するために、石炭、鉄鋼、化学肥料、ソーダ、重要非鉄金属等の基礎的な價格の上昇を七割程度に止めることといたしまして、これがために約五百十五億円の價格調整補助金を國庫において負担することといたした次第でございます。尚これらの点につきましても、詳細な点は委員会において申上げたいと思う次第でございます。
次に一般物價水準が循環的に急上昇することを防止するため、石炭、鐵鋼、化學肥料、ソーダ、重要非鐵金属の基礎的價格の上昇を七割程度に止めることとし、このために本年度に支拂を必要とする從前の分と併せて五百十五億圓の價格調整補給金を國庫において負擔することといたしたのであります。
次に一般物價水準が循環的に急上昇するのを防止するため、石炭、鉄鋼、化学肥料、ソーダ、重要非鉄金属等の基礎的な價格の上昇を七割程度に止めることとし、このために本年度に支拂を必要とする從前の分と合わせて五百十五億円の價格調整補給金を國庫において負担することといたしたのであります。
昨年の改訂におきましても、一般物價水準が戰前の六十五倍ということでございますのにかかわらず、旅客運賃、貨物運賃ともに二十一倍ないし二倍というところに押えておる次第でございまして、これは率だけでございますが、時期といたしましても、從來はいつでも改訂に後れて上げてまいつたのであります。
なるほど三倍半の値上げも、一般物價水準に比較いたしますれば、これは低いと言われるかもしれません。しかしながら、官業のもつ特別な性格から申しますならば、世人は、なかなか、かような理由だけでは納得をいたしません。鉄道関係人が、國鉄モンロー主義ともいうべき國鉄内だけの感覚で値上げを妥当とする前に、國民への奉仕という立場で、もう一遍くふうをするべきが当然であろうと思うのであります。
さらにまた一般物價水準との関連においてみましても、鉄道の料金を見られれば明瞭であろうと思うのであります。鉄道の料金はわずかに現在では二十七倍弱である。それが郵便料金は、先ほども一、二の最も代表的な例をとつてみましても四十倍の水準を示しておる。これは決して一般物價体系に比べて安いとは言えない。一般物價体系の六十五倍というベースを見ても、これはいろいろ種々雜多なものを合わせて平均の倍率である。