1990-06-01 第118回国会 参議院 建設委員会 第5号
建設一般の北海道の労働組合が調査した数字がありますけれども、これは一般土工の場合で千三百六十一名調べて、加重平均八時間で七千四百九十円、これは男です。女性の場合には五千三百九十三円。三省協定賃金の軽作業員の六千二百円よりも八百円まだ安い。実際には、本当にそういう低賃金で働かされているような状況がやっぱり生まれていくんですね。
建設一般の北海道の労働組合が調査した数字がありますけれども、これは一般土工の場合で千三百六十一名調べて、加重平均八時間で七千四百九十円、これは男です。女性の場合には五千三百九十三円。三省協定賃金の軽作業員の六千二百円よりも八百円まだ安い。実際には、本当にそういう低賃金で働かされているような状況がやっぱり生まれていくんですね。
私は、出稼ぎの関係でしょっちゅう出稼ぎの現場を回って歩くのですが、九千五百円などというのは一般土工の単純労務者の一日の賃金ですよ。獣医師手当が三百円アップして九千八百円。獣医師の皆さんが共済でこういういろいろないわゆる技術料それから往診、これを含めまして九千八百円というのは一体全体実態に合っているのかどうか、これはまことに不思議なわけであります。
次にお聞きしたいと思うのですが、五十八年度の工事の前渡し金制度、これの実施状況と五十九年度の方針、それに昨年十二月で結構ですが、秋田県、東京都、大阪府、熊本県、代表的な地方、中央のこの都府県の一般土工の設計労賃単価をお知らせ願いたいと思います。
○井上(泉)委員 それで労働省にお伺いするわけでございますが、労働省は、技能職を含め一般土工、こうした建設労働者の平均賃金をどういうふうに把握しておるのですか。
特にこれら土木事業の選択に当たっては、いわゆる手作業が多い工事を優先して、一般土工労務費が被害地に十分に渡るように配慮していただきたいとの声が強かったのが私たち非常に印象に残ったところでございまして、特に林道開設等の事業が実際においては被害地において救農土木としてはメリットが大きいのだという声が随所で聞かれたのが印象的でございます。
それで東北の一般土工ぐらいどうですか、幾らでしょう。
この中には「就労者のうち、無技能者に係る」これは普通の一般土工だと思いますが、「無技能者に係る労務費単価は、男子については、災害査定設計単価表(以下「三省協定単価」という。)」こう書いています。ですから、三省協定「に基づく単価によることとし、女子については、男子の労務費単価に〇・八二を乗じて得た額とする。」こうなっているわけですね。
その場合に、大臣、いま公共事業などの場合では地方に参りますと、一般土工の賃金が二千円とか千八百円くらいの労働賃金になるわけです。非常に安いのですね。出かせぎをやっておりますから、この皆さんも一白当たり三千五百円、四千円くらいずつみんな働くわけなんです。帰ってまいりますと、職安で失業保険の給付を受けるということになりますと二千二百なんぼですか、いま最高二千二百六十円、ここまでいくのです。
政府が発注する土木工事やその他の場合でも、私どもの地域の男の一般土工、相当きびしい労働であります。この場合でも、せいぜい一千円から一千二百円くらいの賃金にしかならぬのであります。東京に出かせぎに参りますれば二千円になるのであります。そこで、失業保険の給付を受けるということになりますと、東京に出かせぎに参りました皆さんは一千四百円、最高限度の保険給付を受けるのであります。
そういう面を下請会社に下請さしたそのときの見積もり等において非常に問題があったように承知いたしておりまして、特に機械施工でない、一般土工の面等の見積もり、あるいは下請の出し方、そういう点に問題がある、こういうふうに承知しております。
○説明員(富谷彰介君) 事業の性質で、直営の分でなしに下請に回す分でございますとか、それから機械施工でなしに一般土工に回った分とか、そういう分の関係でございます。