1997-05-30 第140回国会 衆議院 厚生委員会 第31号
例えば、これは現実に問題になりましたけれども、焼却灰とセメント、特殊セメントですか、これをまぜて練り合わせて、固めて、そして盛り土材、その名目で再生品にして、それを一般土壌に埋めてしまう。普通は一般土壌に埋められないものをそういう形にして埋めてしまった、こういう例もあるのです。汚泥だとかなんとか、分け方の分野も大変難しいわけです、リサイクル品とその線引きというのは。
例えば、これは現実に問題になりましたけれども、焼却灰とセメント、特殊セメントですか、これをまぜて練り合わせて、固めて、そして盛り土材、その名目で再生品にして、それを一般土壌に埋めてしまう。普通は一般土壌に埋められないものをそういう形にして埋めてしまった、こういう例もあるのです。汚泥だとかなんとか、分け方の分野も大変難しいわけです、リサイクル品とその線引きというのは。
下水汚泥中の重金属濃度は、カドミウム、鉛、クロム、銅、亜鉛などを見ますと、一般土壌中の重金属濃度と比較すると五倍から十倍、最大値をとりますと十倍から二十倍にも達しております。このため下水汚泥の自然還元ができず、大方のところが海面埋め立てや陸上埋め立てに頼っております。
かかる物質が経済的に採掘し得るところで稼行いたしておるのが鉱山でございますので、鉱山周辺の土壌中には、一般土壌中に比べまして特定有害物質の含有が高く、言うなれば、相当の自然汚染があると言えるのでございまして、このような自然汚染に遠い昔の鉱山操業による汚染も加わりまして、企業の操業につきましても、戦時中の無理な強行生産が原因となっておる部分もございますし、また、当時では全然予想もされなかった物質が現在問題
かかる物質が経済的に採掘し得るところで稼行いたしているのが鉱山でありますので、鉱山周辺の土壌中には、一般土壌中に比べまして特定有害物質の含有が高く、言うなれば、相当の自然汚染があるといえるわけであります。
そうすると、一般土壌とこの赤泥との間にどのくらいの差があるかということに対しては、これは非常にこまかく分析をさしております。
特にコンクリートブロックの擁壁を現場につくりまして、注水実験まで行ないまして一応の検討をいたしてもらったのでございますが、その結果、中間的な答申といたしましては、関連区域の水処理をすることがまず第一であるということと、若干問題はあるのでございますが、がけ面につきましては一般土壌と異なりまして、必ずしも勾配がゆるいほうが安全だというわけにはいかない、むしろ七十度以上の角度にしたほうがいいんじゃないか、