1967-05-12 第55回国会 参議院 決算委員会 第6号
○国務大臣(大橋武夫君) まことにごもっともな御意見だと存ずるのでございますが、ただここでひとつ考えなければなりません点は、申すまでもなく、原子力商船と申しますのは、本来商船として利用するという形のものでございまするので、一般商港に商船として出入しても何ら特別の危険は一般的にはないのだということが前提になるべきものではないかと思うわけなのでございます。
○国務大臣(大橋武夫君) まことにごもっともな御意見だと存ずるのでございますが、ただここでひとつ考えなければなりません点は、申すまでもなく、原子力商船と申しますのは、本来商船として利用するという形のものでございまするので、一般商港に商船として出入しても何ら特別の危険は一般的にはないのだということが前提になるべきものではないかと思うわけなのでございます。
この機会に、アメリカにおきまして、このサバンナ号の一般商港への入港等に伴いましてどのような手順あるいは基準をもって安全を確保しようとしておるかということを少しまとめて申し上げておきたいと思うのでございます。
こういう面で、できるならば私はやはり、一般商港の場合は、先ほど御説明をいただいた港湾法なりあるいは港則法なりによって、日本の官憲においてもある程度の取り締まりはできるかもしらぬけれども、その中にしかし包まれるものについては、特定のものについては、これは日本の官憲が手を出すことはできないでしょう。そういう面からいけば、これらの点については、十分慎重に私は配慮しなければならぬ問題じゃないだろうか。
これをごらんになりましても、軍港であるからといって特にどうということはございませんで、一般商港の要請で、全国的の方針に基づきまして整備を取り急いでおります。
われわれ当初明年度予算のある程度の見通しのもとに計画を立てるということが必要かと考えましたが、御承知のようにこの四百五十港の計画を立て、まする当時におきまする指定漁港が千三百港ぐらいございましたが、その後運輸省との関係におきまして一般商港と漁港との関係におきまして漁港として指定すべきものをいろいろ協議いたしまして、大体二千六百港ということに一段落いたしたわけでありますが、当時の情勢と現在の情勢とは非常
なおあとの二十港につきましては漁港指定を必要としない、つまり一般商港に変りたい、こういう意味におきまして漁港指定の取り消しをいたしましたものが四港ございます。なおその後の漁業の情勢によりまして、県当局との話によりまして後年回しにいたすことが適当であるものが十六港ございますので、それを合計して六十三港が四百六十港の計画の中から落ちたわけでございます。
またその後の情勢によりまして、大体現在までのところ、漁港の指定というものは、ほぼ運輸省との間におきましては、これから告示すべきものを合せて大体二千六百程度に——大体一般商港と漁港との間の機能区分と申しますか、そういう点が運輸省との間に本年に至って一段落ついたわけであります。
それから今の漁港と一般商港との関係でございますが、漁港は漁港法によりまして、純然たる漁業の基地ということになつておりますので、その線で農林省が所管をいたしております。
次に広島港の修築状況を視察いたしましたが、本年度は事業費二千九百八十万円をもちまして、物揚場八十メートルの修築、浚渫八千五百十三立方メートル、埋立一万六千二百十三立方メートルを行つておりますが、本港はかつて主として軍需品の積みおろしに專用されておりました関係上、一般商港としての施設が不備で、特に大型船に対する繋船岸壁が一箇所もないため、やむを得ず沖荷役にたよるほかなく、すこぶる不経済な荷役を行つている
そういう点でもつて、将来もつと大きなものが入るようにしたいという考えをお持ちの公共団体といたしましては、この方は漁港では困るから、一般商港にして置こうという考えも持つておるだろうと思います。従つてこの話合いが、水産及び運輸の両官庁だけの話合いでもつて、漁港であるべきであるというようなものではないと私は思います。
これはわれわれとしてもまとにけつこうであつて、一般商港と漁港とは全然性格が違う。この意味においてどうしても漁港法として單独の法律をつくらねばならぬと考えるのでありますが、これに対して農林大臣の御意見を承つておきたいと思います。