1948-06-14 第2回国会 衆議院 本会議 第63号
さればこそ本予算は、実に健全財政の大前提の上に立つて、一般会計と特別会計との調整、中央財政と地方財政との調整、さらに三党協定を具体化せんとして——またこれを内容的に見ますれば、新しい物價水準と新しい賃金水準によりまする直接間接の影響などを顧慮いたしまして、その編成には相当の努力が拂われ、また相当困難な事情にあつたことは、これを認めるにやぶさかでないのでありまするが、しかしながら、本予算提出までの経緯
さればこそ本予算は、実に健全財政の大前提の上に立つて、一般会計と特別会計との調整、中央財政と地方財政との調整、さらに三党協定を具体化せんとして——またこれを内容的に見ますれば、新しい物價水準と新しい賃金水準によりまする直接間接の影響などを顧慮いたしまして、その編成には相当の努力が拂われ、また相当困難な事情にあつたことは、これを認めるにやぶさかでないのでありまするが、しかしながら、本予算提出までの経緯
また本年に至りまして、一般会計をもつて賄う分におきましては一割五分の削減をいたしたことは、御承知の通りであります。しからば、現在の、本年度の予算の組み方は何を基準においたかと申しますと、昭和九年から十一年の基準年度の労働量から割り出して人員を定めたのでございまして、特段の機械の設備あるいは能率の増進というようなことが急激に期待されない限り、人員に過剰は來さないと考えておるのでございます。
値上げで全部賄うか、あるいは租税負担による赤字補填にいたすか、その限界の調整につきましては、政府といたしましても苦心檢討を加えました次第でありまして、その結果、ただいま予算案で御審議を願つておりますように、百億円を一般会計から繰入れまして、今回の倍率が適当であるということが決定いたした次第であります。
堀江 實藏君 河口 陽一君 本田 英作君 出席政府委員 大藏政務次官 荒木萬壽夫君 大藏事務官 今井 一男君 委員外の出席者 復員事務官 白井 勳君 專門調査員 氏家 武君 ————————————— 六月十一日 大藏省預金部特別会計の昭和二十三年度におけ る歳入不足補てんのための一般会計
経営の合理化のために節約するということが、特別会計、延いて一般会計を立てる上において、大きな要因であるわけであります。そこで政府といたしましては、経営の合理化という点について、節約その他をもまず第一にいたしたわけであります。
商工事務官 渡邊 一俊君 石炭廳次長 吉田悌二郎君 運輸事務官 芥川 治君 運輸事務官 加賀山之雄君 運輸事務官 三木 正君 委員外の出席者 專門調査員 芹澤 彪衞君 專門調査員 小竹 豐治君 ————————————— 本日の会議に付した事件 昭和二十三年度一般会計予算
この國鉄再建は一般会計より積極的に補助をしていただかなければなりません。今回の措置は、瀕死の重傷者の一片の投藥によつて、自分の力で回復せよというまつたくなげやり的な措置であると考えられます。これは政府の責任回避と認めて、私ども反対したいのであります。
少くとも二十三年の予算を云々するにつきましては、あまりにも現実化することができないと思うのでありますが、その他の赤字解消の手段としては、すでに皆さん御承知の通り、いわゆる政府の一般会計から負担をさせる、あるいは公債その他の借入金等によつて支弁をしたらどうか、こういつたような問題は私が申し上げるまでもなく、一般会計におきましては、いろいろの経費が——学校の廣設とか、住宅の問題とか、社会問題とか、あげて
これをどこで補うが、一般会計から補填していただくか、あるいは鉄道公債というものによつて賄うかという問題になると思います。鉄道公債というのは議員諸公は御承知のようでありますけれども、從來の実績を見ますと、大体半分は消化される。半分は日銀その他金融機関の引受になる、こういうふうに言われております。それから一般会計からこの数百億の赤字を補填してもらうということは、私は少しおかしいのじやないかと思います。
一般会計において歳入予算の見積りが非常に過大ではないかというようなお説でありましたけれども、これは一々物價、賃金等、経済の諸情勢の推移を十分に勘案いたしまして、その適正を期したのでございまして、過大であるとは考えておりませんのであります。
先ず御承知の通り、通信会計は独立採算制の特別会計制度が採られまして以来、一般会計に対して相当額の繰入れをいたしまして御奉公して参つたことは御承知の通りでございます。昭和二十年以来赤字続きで悩んでおります。
経済安定本部財 政金融局長 佐多 忠隆君 大藏政務次官 荒木萬壽夫君 大藏事務官 福田 赳夫君 專賣局長官 原田 富一君 委員外の出席者 專門調査員 芹澤 彪衞君 專門調査員 小竹 豊治君 ————————————— 本日の会議に付した事件 昭和二十三年度一般会計予算
一般会計から繰入金四十八億円と十八億の赤字を出して二十三年度に送つているのである。二十三年度に入つて千八百円ベースは二千五百円ベースとなり、さらに三千七百円ベースとなり、運賃とマル公との関係より考えて、二十三年度マル公を基礎として通信料金ではとても赤字は避けられない。他に方法があればよいが、通信料金としては本年通信料金を値上げしなければ、通信事業が破滅に陷ると考えられる。
つきましては補給金の問題といい、あるいは一般会計からの繰入れといい、ことごとく予算全体に重大な影響があることでありますのに、当委員会へ今日も運輸大臣は來ていただけなかつたし、またこれから大藏あるいは安本とかに、ときどきわずかな時期をお越し願つても、容易に審議は進まないと思います。
今回におきましても、結局終局のところで赤字がどうなるかということに相なるわけでございまして、その分は御承知のように一般会計から百億を繰入れるということにきまつたわけでございますが、それではなぜその前にもつと運賃を下げて補給金をもらつておかないのか。
さらにまた百億円を一般会計から赤字の補填を受けておるのですが、嚴密な意味の採算を考えて、それをこの際負担者である旅客、荷主からいただくことは、現在のような経済状態のもとにおいては、かえつて角をためて牛を殺すようなことになる。そういう見地から一般会計から補給金をもらい、さらに償却費として二百億近い、本來の意味から言えば、運輸省が支弁すべきものを、工事勘定の公債として発行する。
以上要するに、國民の聽かんとするところは、四千億に達する一般会計予算の実施が國民生活をどんなに圧迫するか、この圧迫に対して、政府がいかなる決意をもつて、いかなる対策を実施するかという点にかかつております。施策のいかんによつては、四千億の予算がただちに追加補正を必要として、倍額になるおそれは、國民のすべてが感じておる。
国民所得に対する一般会計歳出総額の比率が昨年に比べまして、今回小額でございますけれども、増加いたしておりますことは事実でありまして、これは財政收支の均衡を得るということが、誠に困難であるということの一つの具体的な事象であるとも存ずるのであります。
これは一般会計から預金部繰入金でこの穴を埋められておるのであるか、この点をお伺い申し上げたいと思います。
從つて預金部の会計に対しましては、その收支差額を一般会計から補填するということになつておるのでありまして、その金額だけ増加された額、すなわち本年度におきましては四十五億七千九百万円という額が、一般会計から預金部の收支差額補填といたしまして繰入と相なる。かように御了承願います。
○西村(久)委員 四十五億の預金部繰入金の中に、軍事公債利拂関係の金が、預金部に穴があきますために、一般会計から繰入れられておる、その六億一千八百万円を含んでおるということでありますから、これも当然軍公利拂停止によりまして、何も利益にならない金であり、一方で停止して、國が一般会計から補給したということに承知いたしたいと存じますが、その通りなるのでございますか。
○高瀬委員 私先ほど公債論を言いましたが、これは決して一般会計だけに負担をかけようというのではなくて、民間にある遊資を吸收しようというのでありまして、國家の財政とは関係がない、私はこう考えております。
これらの費用は、平常のいわゆる戰前の経営面から見れば、比較的膨脹いたしておりますことは確実なことでありますが、しからばこれを急に運賃にかけることはいけないとなつた場合には、先ほどの石炭と同じく、結局一般会計に財源を仰がなければならぬということになるのでありまして、これについては先ほど公債論が高瀬さんから出たわけでありますが、結局は租税財源による以外に私は方策はないのではないかと思います。
予算書を拝見してみますと、確かに一般会計におきましては数字の上では收支の均衡が取れ、形式的には健全財政主義が貫かれておるのであります。併しこれによつて大蔵大臣が目的とせられているようなインフレの抑止、或いは中間安定の招來ができるかどうかということにつきましては、私は非常に大きな疑問を持つておるのであります。
○荒木政府委員 昭和二十三年度一般会計予算案及び昭和二十三年度特別会計予算案につきましては、大藏大臣より本会議におきまして、その大要を御説明申し上げましたが、予算委員会の御審議にあたりまして、さらに予算案の内容について御説明いたします。
————————————— 六月七日 昭和二十三年度一般会計予算 昭和二十三年度特別会計予算 の審査を本委員会に付託された。 ————————————— 本日の会議に付した事件 理事の補欠及び追加選任に関する件 公聽会開会承認要求に関する件 昭和二十三年度一般会計予算 昭和二十三年度特別会計予算 —————————————
それではこれから去る七日に本委員会に付託になりました昭和二十三年度一般会計予算及び昭和二十三年度の特別会計予算の両案を一括議題といたします。まず提案の説明につきまして、北村大藏大臣より御説明を願いまして、続いて主計局長並びに主税局長から、大藏大臣の説明の補足をお願いいたしたいと思います。
増出の一番大きなものはやはり事業運営のために直接必要となるいわゆる損益勘定の支出とでも申しますか、そういうものでありまして、これが七各六千万円、その他は一般会計への繰入金とか、あるいは建設勘定分といつたようなものになりまして、総額は十億八千八百万円となつておるのでございます。そういうわけでございますから、十九年度におきましては結局歳入と歳出との差額は約五千万円程度でございます。
○冨吉國務大臣 数字的なことは事務当局の政府委員から御答辯いたしますが、それらの費用はことごとく一般会計から、すなわち終戰処理費から支辯をいたしておりますので、この料金とは全然関係のないことになつているのでございます。
現に昭和十三年から昭和十九年までは、毎年通信事業の特別会計から一般会計へ寄附金を出してサービスしていたわけなのである。ところが遺憾ながらなぜ今通信事業が赤字になつたかと言えば、戰爭によつて実に惨澹たる惨状を呈しているからだと思う。そうなればこの際相見互いであるから、通信事業が赤字になつた際には、今度は一般会計から特別会計を見てやることはと当然だと思います。
從いまして残つた鉄道総局を中央組織といたしまして、地方の鉄道局は、本來のほとんで運営のみにタツチするというかつこうに相なるかと考えるのでございまして、これらの予算につきましては、これも申し上げたと存じますが、今回十四億程度の一般会計からの繰入れを受けまして、これらの行政監督面の人件費、物件費に充てるという措置を講じておる次第であります。
價格調整費を五百五十億に増額し、鉄道通信など特別会計の不足を一般会計で賄い、公價引上を緩和したということを意味する心積りでありましようが、これ程巨額の負担をしながら、尚且つ運賃の三・五倍、通信料の四倍の値上を計画いたしておるのであります。そこで、これで政府の予想通り公價の七割値上に果して止め得るのでありましようか、大きな疑問があると言わなければなりません。
この問題について大藏大臣は、國民所得と一般会計歳出総額との比率を挙げて、昭和二十三年度は、これが二二%に当つて、前年度の一八%と比べれば、多少増率になると言つておられます。
その結果いろいろの角度から検討を加えまして、提案を申上げましたような倍率を決定いたしたわけでございますが、伴しこの算定につきましては、尚且つ赤字を百億円ばかり出すことになつておりまして、これは御承知のように一般会計から繰入れることとなつておるのでございます。
以上の三つを合計いたしますると、本年度の一般会計の歳出は約五千五十億に達し、少くとも、政府の称してお夢まする四千億よりも千五十億の歳出増加が、当然これは発生するものと思わなければなりません。(拍手)國民所得に対しこの歳出は、先ほど芦田総理大臣は二二%ということを申され、大藏大臣の言うところによりますと一二%でありますが、私の計算では二五・五%と相なるのであります。
るという、その百億については新聞でうわさするところによると、石炭については全然考慮を拂わないで、ただ單に三・五倍に値上げはしたけれども、なおかつそれだけの赤字が出るので、この赤字については交通行政と言いますか、そういう部面と営業方面を分離するという建前で、百億というものは鉄道の独立採算制に近づく前提として、監督費、行政費というようなものは鉄道の負担においてやるべきものではないという性格のもとに、一般会計
但し今回の予定された倍率で運賃が上るといたしましても、なおかつ百億余の赤字が予想されるのでありまして、これは一般会計から繰入れを受けるということになつておりますので、石炭の補給金ではございませんが、一般会計からの補給は百億、これはただいまこれから御審議を願う予算案におきまして、そういう建前をとつているわけでございます。
○加賀山政府委員 行政と運営の分離という方向で進んでまいつておりますことは事実でございまして、今回の措置としても、機構の丁においてできるだけ監督行政面と運営面とを切り離していこうというような心持でやつておりますが、会計の面においても一般行政監督面の支出を一般会計から補給を受けるということに相なつたのでございます。
昭和二十三年度一般会計予算の計数につきましては、これを予算大綱のそれに比較いたしますと、國有鉄道事業及び通信事業両特別会計に対する業務收支差額の繰入れにりきまして、更に檢討を加えました結果、それぞれ十億円ずつを増額いたしました外、その他の事項におきましても計数整理の結果若干の異動を生じておりまするが、総額におきましては予算大綱の金額に聊かも異動を生じておりません。