1961-08-18 第38回国会 衆議院 災害対策協議会 第9号
具体的な問題といたしましては、農地の損壊の問題でございますが、このたびは、水害であると同時に一つは山害である、かように申しておりますように、あのものすごいどしゃ降りで山がくずれて、それが家屋を破壊し、道路を破壊して、平坦地のいわゆる一等田と称するたんぼの中にも土砂が流れ込みまして、実に平坦地の田畑までが砂利や砂におおわれて、とうてい二・三年で復旧することが困難なような状態を呈しているような、そういう
具体的な問題といたしましては、農地の損壊の問題でございますが、このたびは、水害であると同時に一つは山害である、かように申しておりますように、あのものすごいどしゃ降りで山がくずれて、それが家屋を破壊し、道路を破壊して、平坦地のいわゆる一等田と称するたんぼの中にも土砂が流れ込みまして、実に平坦地の田畑までが砂利や砂におおわれて、とうてい二・三年で復旧することが困難なような状態を呈しているような、そういう
御存じのように、鉱害地は災害を受けるような三等田などと違って、一等田、二等田といういい田が多いのであります。こういう場合、最高限度をきめるのは、耕作反別も、もちろん農家を救う意味において、所得を守る意味において必要でありまするけれども、やはり経済効果ということを考えますると、その水田の等級ということも、いわゆる反収ということも私は十分考えなくてはならぬと思うのであります。
そうすると片方にはそういうりっぱなところを八万坪も、農林省はこれは無条件と言っては悪いが、ちゃんとそれは転用許可をお出しになっておいて、そして同じその土地の山の果ての、たんぼとしては一等田と四等田ぐらいの違いのあるような転用地八千八百坪ばかりですけれども、しかも新潟県としては許可をしていただきたいという許可の申請さえも含めているものを、農林省が握りつぶされているということは、これはどうも農地法といものがあってなきがごとしです
従って、一等田から、同じ地積にありましても、五等田なり、十等田なり区別して、そうして、これはいかに努力してもこれ以上とれない、だからこれは劣等な場所であると、こういうふうにきめつけられる。そういうものが昔から今でも残っておる。そうして、その結果がどうなりますかというと、その悪い地積ほどこれは収穫はない。ないが、悪い地積ほど労力がかかってくる。逆比例しているのです。
ちやんと何百年今来、小作料を定めておりました時分から、いわゆる年貢米と言われた時分から、地方的にも或いは耕地一枚一枚につきまして一等田だ、特等田だといつて価格は付いておるのであります。それはいずれも実質的の収穫を標準にした評価なんです。そういうものが昔からあるわけです。
そういうことが、まあこれは甚だしい例を挙げれば、そういう形が出て来るのですから、昔からです、地価のありました時分は一等田から特等まであつた。八等から十等くらいに分けたときさえあるのですから、そういう場所はこれだけの価値のない土地だという値打ちを付けてそれが下つておる。
各農村に行きますと、一等田、二等田、三等田という等級があつて、一等田一反歩に対する課税が一万五千円であつたならば、二等田は一万三千円とかいうように、大体等級で税をかけて来るわけでありますが、それもかける基準となるものは供出石数、つまり事前割当石数を基準にしてかけて行くわけであります。
一等田、二等田、三等田といつてわかれておるのでありますから、隣の部落と接触いたしておる場合に、自分の部落は三等田であり、隣の部落が一等田である。あぜ一つを隔てて隣が一等であり、自分の方は三等であつても文句はない。これは部落の長い間の土地の習慣と、あるいは土地と労力の関係、あるいは水利等の関係でありまして、それで一つの部落は土地の甲乙が落ちついておるのであります。
○柳川証人 そこは一等田の二石ぐらいとれるところとは違います。
○小玉委員 一等田であると二石ぐらいとれるのですね。
○柳川証人 一等田は二石。