1973-12-05 第72回国会 参議院 本会議 第3号
このことは、重要物資についての標準価格を高い価格に安定させることになるし、価格は限界企業のコスト・プラス一定利潤を加えたものになり、超過利潤を発生させ、効率化やあるいは費用逓減を阻害し、企業努力を怠らせるものになります。業界と政府の癒着の中で便乗値上げへの圧力は一そう強めるものとなり、価格引き下げのために何らのメリットにもなりませんし、値上げ防止の監視にもならないのであります。
このことは、重要物資についての標準価格を高い価格に安定させることになるし、価格は限界企業のコスト・プラス一定利潤を加えたものになり、超過利潤を発生させ、効率化やあるいは費用逓減を阻害し、企業努力を怠らせるものになります。業界と政府の癒着の中で便乗値上げへの圧力は一そう強めるものとなり、価格引き下げのために何らのメリットにもなりませんし、値上げ防止の監視にもならないのであります。
○説明員(武田輝雄君) 電気事業やガス事業におきましても、合理的な経営のもとにおける原価に一定利潤をプラスするということをいっておりますし、また国鉄の調査会等でも、公共的必要余剰ということばを使っております。したがいまして、企業の健全化あるいはサービスの改善をはかるためには、やはり原価のほかに何がしかのものを保留することが必要であると思います。
やっぱり大阪あたりで、公設市場として優にその大きな役割りを果たしているという、一定利潤で正しく売ってるという、そういう見本の場が私たちにはほしいのでございます。これを何らか比較するものがなければ、どれをもって、何をもって対象にして批判したらいいのかわからないのでございます。
これが遵守方法として別項に記載せるごとき積立金制度を実施し、一定利潤の確保をはかり、あわせて別項の団体協約の締結により値段の撹乱者を抑止する。(3)原材料対策、(A)陶磁器の上絵原料たる金液用地金を国際価格(一グラム四百五円)により、政府保有金中より払下げを受け得る方途を講じ、また外国製金液の輸入実現をはかる。
しかし一定利潤以上の利潤があつた場合は、それを取上げる、こういう條項であります。これは外務大臣が行政協定において明確に承認されておる点であろうと思うのでありますが、この点を承りたい。
従つて政府は、資本主義経済の原則に従つて、再生産に一定利潤を伴うところの拡大再生産費でこれを買い入れなければならないのであります。 ところが、政府は常にこの生産者の要求を押えつけるために、まず第一に、こういうことをやるならば消費者の生活を脅かすといつて消費者というものを常にこれの引合いに出して、そうして生産費というものを押えているのであります。
○政府委員(首藤新八君) 企業家の一定利潤の判定でありまするが、これはまだ最終的に決定しておりません。今後の原価計算をもう少し厳格に判定いたしまして、その上で一般の産業の利潤とも睨み合せまして、そして適切な決定をいたしたいと考えておりまするが、大体において一般の通念から考えますると、一割前後の利潤は見るのが至当ではないかと、一応の構想は持つておるのであります。