1949-05-18 第5回国会 衆議院 本会議 第32号
それを考えずに、一大藏大臣の便宜主義によつてこの予算の編成権というものが考えられておるといたしますならば、われわれは、この將來の編成が大藏大臣の一つの考え方によつてゆがめられるおそれも多分にあると存ずるものであります。
それを考えずに、一大藏大臣の便宜主義によつてこの予算の編成権というものが考えられておるといたしますならば、われわれは、この將來の編成が大藏大臣の一つの考え方によつてゆがめられるおそれも多分にあると存ずるものであります。
一大藏大臣が折衝することではなくして、國土保安費であるとか、地方の配付税であるとか、六・三制の費用であるとか、失業対策費のごときものは、議会全体の國民的輿望をもつてアメリカに交渉をすることが私は必要であると考えるのであります。
この法務総裁の御見解をお尋ねすると共に、飽くまでも私はこの予算的処置については一大藏大臣その他のみに委せて置かずに、法務総裁のお立場からも閣議において、この予算処置を早く執られることを主張して頂きたい。これが一つ。
但しこれは一大藏大臣が、國会の審議権をかれこれすることはできませんので、國会に多数を占める議員諸君から建設的な御意見が出て、議会に修正を求められるということになれば、私はこれに從うことをもつて、官僚政治でない証拠であり、またこれが民主主義的な行き方である、かように考えまして、今回修正案を提出した次第であります。
先ほどから大体同じことをたびたび申し上げておるのでありますが、私どもは民主政治はフレキシブルなものであつて、一大藏大臣が一つの考えに固着して、何と言つても動かぬというようなことはすべきものではない、さように考えている次第であります。
第二段の点につきましては、政府の一つの決定した事項として、ここに近く法律案を出すことになつておりますので、できればその法律案には、きわめて具体的なことを織りこむことはもちろんでありまして、これに基いて御審議を願つた方が、一層具体化するじやないか、かように思うのでありますけれども、一大藏大臣の信念はどうかということではなくして、これは政府の一つの方針として閣議で決定いたしまして、政府の案として法律案を
但し、三派協定の問題は、一大藏大臣に関する問題でありません。芦田内閣なるものは、三派政策協定の上に成立したものであります。しかも三派政策協定は、現政府が國民に対する公約であります。この点をよく御了解になりましたらば、言を左右にすることは許さないのであります。議会政治は一定の政策を國民に公約するのであります。
私は決して一片山内閣を問題にしているのではない、一大藏大臣を問題にしているのではないのであります。この時機にあたりまして、インフレーションの解決のために、政府の責任の衝にあたつている人々が、國民を内得せしむるような案を立てなければならぬ。その案を立てて、われわれに相談してもらわねばならぬ。
仮定の上でどうだということは、一大藏大臣としては申し上げかねる次第であります。