2002-06-06 第154回国会 衆議院 本会議 第40号
一体、石油公団の設立の目的と国策は何だったのでしょうか。三十五年前、メジャーに支配された石油、これを自主開発して、そして日の丸原油を三〇%まで上げよう、これがナショナルセキュリティーだ、この目的であったはずであります。二兆円の資金が投入されました。その結果、一兆四千億円が不良債権化し、海の藻くずになりました。その結果、中東依存度は八七%、過去最高の中東依存度になりました。
一体、石油公団の設立の目的と国策は何だったのでしょうか。三十五年前、メジャーに支配された石油、これを自主開発して、そして日の丸原油を三〇%まで上げよう、これがナショナルセキュリティーだ、この目的であったはずであります。二兆円の資金が投入されました。その結果、一兆四千億円が不良債権化し、海の藻くずになりました。その結果、中東依存度は八七%、過去最高の中東依存度になりました。
私は、このことは当初の基本的な方針に基づいてなぜ一体石油公団で備蓄を――事業本部をつくればいいわけですから、一元化してこれを管理していくという方が得策ではないのか、こういう判断をするわけであります。そういう点について、どうしてもプロジェクトごとに組織を分けなければならぬという理由が何か特段あるのか、この点の見解はいかがでしょうか。
一体石油公団としておかしいという姿を今日まで感じられたことはなかったのかどうか。よくよくしぼられたんだから、お聞きをしたいと思うのです。