1983-11-25 第100回国会 参議院 選挙制度に関する特別委員会 第3号
これはもう従来からずっと続いていたのをやめるわけですから、賛否は別にして、一体声なき声をどうやって聞いたらいいのだろうか。聞きましたとおっしゃいますけれども、同じようにみんなめいめい聞いているのです、それは。したがって、正規の機関で国会としてはきちんと聞きましたということをやはりしなければいかぬでしょうし、それから街頭運動時間が一時間繰り上げになりましたといったって、運動によってみんな違いますよ。
これはもう従来からずっと続いていたのをやめるわけですから、賛否は別にして、一体声なき声をどうやって聞いたらいいのだろうか。聞きましたとおっしゃいますけれども、同じようにみんなめいめい聞いているのです、それは。したがって、正規の機関で国会としてはきちんと聞きましたということをやはりしなければいかぬでしょうし、それから街頭運動時間が一時間繰り上げになりましたといったって、運動によってみんな違いますよ。
一般の加入者なり預金者の一体声というものはどの程度把握をしているのですか。ただ代表者なりあるいは琉球政府あたりと折衝した中で、そういう話が出ただけで、こういう取り運びをしたのですか。
それからその前にいろいろお述べになられましたが、厚生行政は一体声のあるところだけやるのか、声がなければやらぬのかというような意味のお尋ねがございましたが、これは私はやはり声のあるものについても理のあるところは考えていかなければなりませんが、むしろ声なき声は一つさらに取り上げて厚生行政を推し進めていく、これが必要だと考えております。
一体声のない大衆はどうしたらよいのだ、われわれは大衆——声のない無組織労働者や中小企業者や農民であるけれども、国会に声がない。しかし、声がないからといつて、その人たちの声を聞かないで、司直の手が延びるまで政治がまかり通つているというのならば、革命以外にはありません。ほかに方法はあり得ないじやありませんか。そこに今日の内閣の考え方の根本があると私は思うのであります。
経済界でそういう一体声があるのを当局は勿論聞いておられると思いますが、そういう意見に対しては一体どう思つていらつしやいますか。