1973-06-29 第71回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第34号
一つは、総体として一体メチル水銀は量としてどれほどとったら一生涯安全だ、一生涯その量以内に押えることができれば安全だという、そのような量の限度というものはいかんということでございまして、これはメチル水銀の暫定的摂取量限度ということで、すなわち「成人(体重五十キログラム)に対し一週メチル水銀〇.一七ミリグラム(水銀として)とする。」となっておりまして、これが第一点でございます。
一つは、総体として一体メチル水銀は量としてどれほどとったら一生涯安全だ、一生涯その量以内に押えることができれば安全だという、そのような量の限度というものはいかんということでございまして、これはメチル水銀の暫定的摂取量限度ということで、すなわち「成人(体重五十キログラム)に対し一週メチル水銀〇.一七ミリグラム(水銀として)とする。」となっておりまして、これが第一点でございます。
はたして一体メチル水銀の物性はそういうものであるかどうかという、物性の判定もまだついてないのです。だから、いろいろ調べてみますと、この阿賀野川の水銀中毒のほんとうの原因というものは、私はまだまだつかめていないと思うのです。いやしくもその阿賀野川の水銀中毒に対して科学的な結論を下すということになれば、こんないままでの研究班の結論によってはだめだ、私はこう思っているのであります。
一体メチル水銀が中和沈でん装置によって中和したりなんかするものでしょうかね。子供だましのように、さっき浄化槽とかなんとか言っておりましたけれども、これはそういうものではないようですから、それはいいですか。こんなことがここには書いてあるけれども、まるで非科学的なことで、疫学班では、メチル水銀が中和沈でんするがごとく書いてある。