1962-02-02 第40回国会 衆議院 予算委員会 第6号
また同委員会でヴォリーズ陸軍次官は、「日本は次の会計年度において、われわれの軍事支出の軽減の点で、アメリカの対日経済援助額よりも約二〇%よけいの金を出している。これは意味深い数字である」と証言をいたしておるのであります。
また同委員会でヴォリーズ陸軍次官は、「日本は次の会計年度において、われわれの軍事支出の軽減の点で、アメリカの対日経済援助額よりも約二〇%よけいの金を出している。これは意味深い数字である」と証言をいたしておるのであります。
最近のいろいろの動きの中から、なるほどこういう動きがあるかと思われますことは、たとえば先ほど並木委員のお引きになりました、先般ヴォリーズ陸軍次官がやめるということになりましたときに、アメリカの当局の中で、多少講和條約に関する意見の相違があつたというようなことが、かねて伝えられていたのでありますが、またそれが裏づけされたようなことであるのであります。
それからまた対日講和問題に対してアメリカの動向を左右するであろうといわれておつたヴォリーズ陸軍次官の六月末日をもつての辞職の報道、それからバタワーズ国務省次官補の対日問題に專任するといつたようた報道に関連して、いわゆる客観情勢というものがどういうふうに動いて来ているか。ざつくばらんに申し上げて結局対日講和というものはどういうふうになつて来たか。依然早く結ばれる見込みであるかどうか。
あるいはこの間ヴォリーズ陸軍次官が来たときに、バンコック会議に持つて行く参考資料を要求されたということも聞いております。これらのことは一連の前ぶれではないかと思つている。そのために聞いておるのであつて、総理大臣自体が自分の内閣でそういうことをおやりになつているということを知らないということは、はなはだ遺憾に思います。