1967-05-24 第55回国会 衆議院 外務委員会 第6号
それから御質疑の第二点は、「有効にし、」という日本語に相当するロシヤ語がないではないかということでございましたが、この点につきましては、実は交渉の過程において問題になりまして、日本側から何か適当なロシア語を入れるようにということを主張したのでございますが、ソ連側はロシア語のヴォズオブノブリヤーチということばには更新するという意味のほかに有効にするということばに相当する意味もあるということでございました
それから御質疑の第二点は、「有効にし、」という日本語に相当するロシヤ語がないではないかということでございましたが、この点につきましては、実は交渉の過程において問題になりまして、日本側から何か適当なロシア語を入れるようにということを主張したのでございますが、ソ連側はロシア語のヴォズオブノブリヤーチということばには更新するという意味のほかに有効にするということばに相当する意味もあるということでございました
いまおっしゃったヴォズオブノブリヤーチというのが「更新し」でしょう。そうしたら、日本のほうは「有効にし、」ということばが一つよけいに入っているわけです。そういうふうにごまかされますけれども、この文章の訳し方は、日米領事条約そっくりなんです。同じなんです。このとおりのことばなんです。いいですよ、同じでも。でも英語から書いた場合にはこうなるのです。
このヴォズオブノブリヤーチということばは、一つのものがあるのをもう一ぺん生き返らせるとか、あるものをもう一ぺん生き返させるとか、更新するでございますね、条約で申しますと。そういうのがヴォズオブノブリヤーチ、生き返る、息が吹き返るとかそういう意味でございますので、そのことばを条約上のことばで適当なことばに直すということができない。