1962-03-16 第40回国会 衆議院 外務委員会 第13号
○中川政府委員 これは、この協定を結びました三十年の十二月にワン・ワイタヤコン外相が来まして、どうしてこの九十六億円の経済協力を現実に具体化するかというそれについて相談したわけでございますが、その際に向こうの言いましたのが、そういう意外なことを言ったわけでございます。
○中川政府委員 これは、この協定を結びました三十年の十二月にワン・ワイタヤコン外相が来まして、どうしてこの九十六億円の経済協力を現実に具体化するかというそれについて相談したわけでございますが、その際に向こうの言いましたのが、そういう意外なことを言ったわけでございます。
あなたは、この協定については行政府の責任者の署名でいいのだ、こういうので、先ほどあなたはピブン首相並びにワン・ワイタヤコン外相の名前をあげておる。だからこの点は当然いわゆる正式な批准書交換にはなっていない。だから、私が先ほど指摘をしましたように、三十年協定はいわゆる日本は批准したけれどもタイ国は完全な批准をしていない。
○中川政府委員 サージ・リップスという人物は、米国籍の法律家でありまして、この当時、このタイ特別円問題を扱うタイ外務省の法律顧問としてワン・ワイタヤコン外相と一緒に日本に参って、日本の政府と交渉した人物でございます。
ことにワン・ワイタヤコン外相がこちらにお見えになったときは、私も会う機会があって、よく話を聞いたり申したりしたのでありますが、今問題になっておる特別円という関係はもちろんございます。これはいろいろ今お答えのような拙速等による事情もありましょうけれども、日タイ間の関係という大局からこれを解決していくことがより必要なことである。