1959-11-18 第33回国会 衆議院 災害地対策特別委員会農林水産等小委員会 第3号
○丹羽(兵)小委員 ただいま官房長からきわめて適切なお返事をいただきまして、もちろん私どもは、ワサビ育成施設というものを共同の利用施設として暫定措置法の中に含めていただくものだというような考え方で要望したのですけれども、政府当局において、そのような考え方で、見捨てずに、こちらでいけないからこちらでということで考えていただく。
○丹羽(兵)小委員 ただいま官房長からきわめて適切なお返事をいただきまして、もちろん私どもは、ワサビ育成施設というものを共同の利用施設として暫定措置法の中に含めていただくものだというような考え方で要望したのですけれども、政府当局において、そのような考え方で、見捨てずに、こちらでいけないからこちらでということで考えていただく。
具体的に申し上げますと、この中で現在政令の対象としてあげておらないものは、ワサビ育成施設でございます。しかしワサビ田については、大体は従来とも農地ということで扱っておりますので、農地復旧の措置によって救済できると考えるのであります。従いまして、残る問題は協同組合の所有する事務所が共同施設に入るかということになりますが、従来とも、事務所に関しては共同施設の扱いをいたしておりません。
(イ)農地農業用施設、(ロ)林道、(ハ)農林水産物倉庫、(ニ)農林水産業用生産資材倉庫、(ホ)農林水産物加工施設、(ヘ)共同作業所、(ト)養殖施設、(チ)ワサビ育成施設、(リ)集乳所、(ヌ)農事放送施設。 三、金融に関する事項。 (一) すみやかに天災法に基く融資と貸付対象種目の拡大(ビニールハウスを適用)。
そのほかに、天災法等でも、種苗関係でワサビの苗の融資をしますとか、あるいはワサビ育成施設の補助をしますとか、いろいろな資金の融資ができるにとになっております。ですから、いろいろそういうようなものを合せまして復旧を考えたらどうだろうというふうに私は思っております。
繰り返すようですが、そのほかにも、農林漁業金融公庫からは、大臣の指定がございまして、過去においてもワサビ育成施設として四十万くらい出すというようなこともやっておりますので、やはりそのほか天災法等を合せましてそういう総合対策を考えていくべきものではないか、このワサビ田だけに相当高い補助金を出してやっていくということは、私はちょっと無理ではないかと思います。
個人施設につきましては、農舎、畜舎、堆舎、葉タバコ乾燥室、ワサビ育成施設、水産加工場、養殖施設、小型漁船等で被害の著しいものを主務大臣指定災害復旧資金の対象施設といたして指定し、その復旧資金を融通する考えであります。すでに公庫資金の融通を受けておる者に対しましては、災害の状況に応じまして、償還延期等の措置をとり得るよう、公庫を指導いたします。