1985-06-11 第102回国会 衆議院 科学技術委員会 第9号
御承知のようにヨーロッパ共同体、ECの中では俗にワイン戦争というものが行われておりまして、フランスとイタリアがワインをお互い競争で量産することによる摩擦が起きております。それを調停すべき立場にあるEC共同体でオルトリ委員長が調停をしようとしたら、フランスの酒造組合の代表がEC委員会に対してこういう提訴をしたというのですね。
御承知のようにヨーロッパ共同体、ECの中では俗にワイン戦争というものが行われておりまして、フランスとイタリアがワインをお互い競争で量産することによる摩擦が起きております。それを調停すべき立場にあるEC共同体でオルトリ委員長が調停をしようとしたら、フランスの酒造組合の代表がEC委員会に対してこういう提訴をしたというのですね。
しかしフランスだって、イタリーとはワイン戦争なんて言っていますが、あれは域内交易で関税をかけていないから起こる問題ですね。しかし、域外からは輸入関税をかけているんですよね。御存じなんでしょう。自分の国では輸入関税をかけておきながら日本に向かってだけ関税を撤廃せいというようなそんなほかな話があるかという主張を、あれですか、国際交流の会議か何かで、日本は公式な発言をしたことがあるんでしょうか。