1987-08-25 第109回国会 衆議院 商工委員会 第4号
今ハイレベルのココムの会議というのはときどき開かれているようなお話でありますけれども、それはワインバーガー国防報告で取り上げてから最初に一九八二年の一月に三十年ぶり、いわばココムができてから初めてと言っていいぐらいの時期にこのハイレベルの会合が開かれたわけですね。
今ハイレベルのココムの会議というのはときどき開かれているようなお話でありますけれども、それはワインバーガー国防報告で取り上げてから最初に一九八二年の一月に三十年ぶり、いわばココムができてから初めてと言っていいぐらいの時期にこのハイレベルの会合が開かれたわけですね。
このワインバーガー国防報告は明らかに、核軍縮よりもSDIの推進を、核廃絶よりも対ソ核戦略増強を目指すレーガン戦略を反映したものであると言えましょう。 日本の中曽根内閣は、このワインバーガー国防報告を予見していたかのように、防衛費の対GNP比一%枠廃棄の挙に出ました。
CIが核戦略の中で最も重要な機能を果たすものであることはワインバーガー国防報告がつとに指摘したところでありますが、このジャイアント・トーク・ステーションはグアム島から飛び立ってソ連領土周辺を毎日パトロールしているB52に対し、米ソ対決の際、アメリカ大統領からの対ソ核爆撃指令を伝えるその施設であります。これが核報復の最優先の目標となることは言うまでもありません。
このべッシー報告に加えて、一月三十一日のワインバーガー国防報告、あるいは三月八日の下院の軍事委員会公聴会でのロング証言、あるいは二月三日のイクレ国防次官発言、あるいは国防指針など、一連のアメリカ公文書、政府高官の発言を見ていきますと、アメリカは日本の三あるいは四海峡封鎖作戦を世界戦略、つまり中東戦時の第二戦線として考えているのではないだろうかという疑いがずいぶん私は浮かぶと思うんです。
そこで、ことしのアメリカのワインバーガー国防報告あるいは予算教書の提出に際しますレーガン大統領の演説、こういったことに顕著に見られますことは、東側、つまりソ連の軍事力というものはすでに均衡を超して対米優位に移りつつあるのだ、こういう表現が使われておりますけれども、私は、公平に見て必ずしもそうではない、依然として西側の優位は続いていると思いますけれども、これからの数カ年の間、新たにアメリカの国防予算が
そして、核戦争というものについて、たとえばことし、一九八三会計年度のアメリカのワインバーガー国防報告でも、核部隊の目的というものを四つ挙げている。その中に、核攻撃の抑止のためというのがありますけれども、二番目には、大規模な通常攻撃を抑止するため、だから通常戦争を起こさせないためにということで核兵器の目的にしている。