1954-09-10 第19回国会 参議院 労働委員会 閉会後第6号
それから外資のほうはこれは外国から金を日本の業者が長期に亙つて借りるとか、或いは資本が入つて来るとか、或いは技術の提携をするとか、提携をしますればそれの対価として何らかのローヤリテイを払わなければならないのでございますが、さようなもので製品を買うのじやなくて、企業的な結付きとか或いはそうしたものの入つて来る場合におきましては、現在外資法というのがありまして、それの許可が要るわけであります。
それから外資のほうはこれは外国から金を日本の業者が長期に亙つて借りるとか、或いは資本が入つて来るとか、或いは技術の提携をするとか、提携をしますればそれの対価として何らかのローヤリテイを払わなければならないのでございますが、さようなもので製品を買うのじやなくて、企業的な結付きとか或いはそうしたものの入つて来る場合におきましては、現在外資法というのがありまして、それの許可が要るわけであります。
その一つの例でありますが、例えばローヤリテイに対する課税関係の問題、或いは支払債務の課税関係の問題等におきましては、よく相互に免除し合う、両方とも課税しないというのが普通出て来る条約の型でございますが、御承知のように、日本から払う分が割合に多くて、向うから貰う分が少いという実体を見て参りますと、お互いにまけ合うということは、形式の上では双務的であつても、実質的には失うところが多い、こういうような点も
これは私どもの邪推かも知れませんが、イランの考え方によれば、あの石油は本当に英米と話がつけば、米国のほうがローヤリテイでも払うということになる際には、ドルはキヤツシユで、現金がもらえる、ドルは世界中どこでも使える、而も安定して一定額がもらえるのでバーターの取引なんかに利用するよりもそのほうが確定収入になるというような考えかどうかその辺私わかりませんが、とにかく現在においては石油については、それほど、
若しそういう値段以下でなければ売れないという場合はむしろイランは販売を英米に任せてそのローヤリテイをもらうほうが有利だというふうに考えるのじやないかと想像される次第であります。
それから御承知の通り、イランというものは、国としては販売網というものは全然持つておらないわけでありまして、結局英米に頼んで石油を売つてもらつてローヤリテイーを取るほうが収入としては安全だというような考慮をしておるようであります。