1984-03-09 第101回国会 衆議院 大蔵委員会 第5号
この際ですから、大蔵大臣はどういうお考えをお持ちか、ちょっと聞いておきたいのですが、前から言われております緩やかなローザ構想、要するに変動相場制ですね。ある程度固定と変動の真ん中みたいな、いわゆる緩やかなローザ構想というのが言われてまいりましたが、これはどういうふうなお考えですか。
この際ですから、大蔵大臣はどういうお考えをお持ちか、ちょっと聞いておきたいのですが、前から言われております緩やかなローザ構想、要するに変動相場制ですね。ある程度固定と変動の真ん中みたいな、いわゆる緩やかなローザ構想というのが言われてまいりましたが、これはどういうふうなお考えですか。
○矢追秀彦君 そこで総理にお伺いしますが、これは一昨年ぐらいだったですかね、かなりいろいろ議論されましたいわゆるローザ構想というやつ、緩やかな変動相場制。こういうこともまたこれは考えていかないと、こういう大変な変動が出てくる。比較的いままで安定していたと言われておったスイスフランあるいはマルクまでが不安定になってくると、何か新たな対応を講じなければいかぬのじゃないか。
○矢追秀彦君 その際に、前から言われております、宮澤さんが経企庁長官時代言われたいわゆる宮澤構想と言われている緩やかなローザ構想、こういったものは今回は日本側から出されるというふうな、そういう準備はございませんか。
それに関連いたしまして、ローザ構想という問題あるいは宮澤経企庁長官等が触れました一種の主要通貨の間で目標値をつくって、それを目標にして介入してはどうであろうか、この構想について、一般論として不賛成を唱える者はそんなにはないと思います。ただその条件が整っているかどうか、条件が整わないところでもしやれば、逆に通貨投機を誘発するということはもう明らかでございます。
この問題等についてその後の情勢、そしてローザ構想といいますか、こういうふうなもの、宮澤構想というようなものがその後どんなふうに検討されているか、これが一点。 二点目はデノミ、再度承りたいが、それについてどうお考えか。 最後の三点目は、大臣御所管外で申しわけないが、参議院予算委員会で中小企業専任大臣についてお尋ねしましたら、総理はいままでの姿勢よりちょっと積極的になってきた。
○矢追秀彦君 宮澤長官にお伺いしますが、この春の予算委員会当時は、大変まあ緩やかないわゆるローザ構想あるいは宮澤構想とまで言われたターゲットゾーンの設定ということがかなり言われてきましたが、最近は余り宮澤さんもそういう発言はしておられないようですが、こういった安定しつつあるときにこそそういった、もし検討されるとするならば、そういう検討が出てくるのではないかと思うんですが、その点はいかがでございますか
また総理は、予算委員会での、宮澤構想と言われるいわゆる緩やかなローザ構想についての私の質問の際に、総理は固定相場制論者であることを明言されましたが、今回はこの点についてはお触れになっておりません。しからば、いかにして日米間の通貨の安定をさせるのか、米国と西独との間に取り交わされているような合意のようなものが今回はできなかったのか、この点についてお伺いをしたい。
また、ローザ構想というようなことも言われまするけれども、それとてもまだ環境が熟しておりません。そういう中で、一体、変動為替制というものを採用せざるを得ない、その変動為替制をどういうふうに円滑にやっていくかということが当面の問題なんです。
○旦政府委員 まず、お触れになりました第一のローザ構想に代表されます考え方でございますけれども、これにつきましては、ローザ氏自身もその取り上げられ方が、日本におきましては彼の構想の一部だけが非常に強調されて伝えられているのに驚いているそうでございます。
いまの変動相場制のもとにおけるさまざまな困難な事態ということについて、御承知のとおりに、いろいろなところからいろいろな提案も生まれているというわけでありますし、ローザ構想から始まって、ヨーロッパそれからまたEC圏内でのいろいろな検討課題というのも報道をされているわけです。
それとも、お聞きするところによりますと、宮澤長官は、通貨安定策のローザ構想よりももっと緩やかないわゆる管理フロート制というふうなものを積極的にお考えになられておる、こういうふうに聞いておるわけでありますが、その辺の御見解をお聞きしたいと思います。
そうすると、中間的にどうするかという問題がありますが、そこで一つのターゲットを設けて、その中でなるべく為替が動いていくような努力をいたしましょうというような考え方ですね、ローザ構想とかなんとか言われますが、そういうたぐいの考え方は中間的にとられてしかるべきだ、こういうふうに思いますが、これとても、いまのようにアメリカがあれだけの国際収支の赤字を出しておる、わが日本は大変な黒字を出しておる、そういうような
一方においては、これは密約があるというような風説もありますけれども、しかし、そういう事態を見て、私は率直に言いますけれども、宮澤構想だとかあるいはローザ構想だとか、そういう構想が、こういう安定した状態、固定した安定じゃないけれども、これに似通ったそういう状態を少なくとも三カ国で構成したらどうかという、そういった説が出てくる基本的な原因もここにあると思うのです。
いわゆるローザ構想というものが一面的にとらえられているということを、ローザ自身が言っているやに私は聞いているわけでございまして、ローザ自身があの構想がすぐできるというふうには考えていないんで、一つの将来の考え方として述べたにすぎぬので、自分自身としてはそれがいますぐできるとは考えていないというやに聞いているのでございます。
ローザ構想あるいは宮澤構想とか言われているようですね。緩やかな形でもそういうことができないだろうかということが言われております。まあ大臣も賛意を表されたようでございますが、アメリカの方はクールな対応をしておるというふうに聞いておるわけです。そういうふうな段階なので、もっと多面的といいますか、総合的な調整を講じなければならぬ。
○矢追秀彦君 これは総理にお伺いしたいのですが、私もしばしば質問いたしました、いわゆる緩やかなローザ構想といいますか、特に宮澤長官が非常に御熱心な構想ですが、大蔵大臣も賛意を表せられましたが、総理はどうですか。なかなかアメリカも同意しないというふうな報道等が出てきておりますが、総理はこの構想には賛成ですか反対ですか。賛成ならばどうやってできる方向に持っていかれるか。
○国務大臣(福田赳夫君) 私は、ローザ構想どころの話じゃないんです、固定相場制論者なんですからね。ローザ構想なんていうのはなまぬるいぐらいに考えておりますが、ただし、固定制にいたせ、ローザ氏の提案にいたせ、そこまでいく環境条件というものは先ほどから申し上げているように整っていないんです。
そこで、その辺をもう少し変動相場制の機能が十分発揮されるように何かいい運用をしなければいかぬということになるわけでございまして、ローザ構想なども確かに一つのアイデアだと思いますが、しかし、いまの国際収支の格差あるいはインフレ率の格差のもとにおきましては、なかなかすぐにローザ構想のような変動幅を狭めてその間で運用するというようなことはなかなか実現がむずかしいのじゃないかと思います。
要するに、エネルギー法案が通らない限りはもうドル防衛ということはアメリカは考えないんだと、その他、宮澤構想とかローザ構想とかボンド構想とかいろいろあるわけですけれども、そういうものは一切考えないと、こういうふうにわれわれ理解してよろしゅうございますか。
で、アメリカではローザ構想と、財務次官があれだけの構想を発表されているわけですから、日本は日本の円について、またその裏としてのドルについて、私はここらで村山構想というものを出して、そしてその線のいわゆる国内的なコンセンサスを固めていただいて、そして国際的なコンセンサスに持っていっていただく。これは私はぜひとも必要だと思うんでございますが、そこらの御感触を承りたいと思います。
またローザ構想もありますが、ローザ自身で言っておりますように、あれは新聞の誤報であって、あれができるとは思っていないんだということを、本人自身が言っているわけでございます。私はやはりいま日本から見ても、それから国際的に見ても、一番大きな問題はやはりドル安の問題であろうと思うのでございます。
しかし、その際に恐らくアメリカは固定制度でありますとかいわゆるローザ構想であるとかいうものは、ことにボンドを発行するというようなことは、とてもそこまで考えるということにはなりますまいと思いますので、そうしますと、首脳が仮に通貨について各国が共同の関心を持とう、共同の努力をしようという抽象的な合意ができましても、何をするのかということは、それまでに何となく何かを考えておかなければ言葉だけに終わってしまうおそれがございます
○矢追秀彦君 次に、長官が前々からいろいろお出しになっておりますいわゆる緩やかなローザ構想といいますか、宮澤構想、これしばしば私も質問を申し上げまして長官の趣旨はよくわかっておりますけれども、まあ今日の事態ですね、こういうふうな状況になって、ある新聞報道によりますとなかなかむずかしいのではないかというふうな記事も出ておりました。
しかし、まあ固定為替相場なんていうのはこれはとてもできる相談でもございませんし、また、ローザ構想のようなものもまたこれいまのところ全く条件の違う中でやることはできないであろうということは、アメリカのみならず世界のすべての通貨当局のほぼ認めておるところでございますから、要するにアメリカ自身が、やはり、ドルを防衛するということはアメリカ自身にとってもそれから国際社会にとっても必要だと、この認識が一番大事
昔、固定相場制をとっておりましたころはその辺の苦労がなかったわけでございまして、ややもすれば昔の固定相場制に対する郷愁でございますとか、あるいはそこまで至らぬにいたしましても、ローザ構想のように主要国間で変動幅を協定して共同介入をするといったような考え方も出てくるわけでございまして、将来のあるべき為替制度の姿としてはいずれも検討に値する問題であると思っておる次第でございます。
○多田省吾君 この前から宮澤構想、いわゆるやわらかなローザ構想ということで、大平幹事長の固定相場制復帰に対しまして宮澤経企庁長官がその構想を述べて、そしてアメリカにもいろいろその話をしているというようなことを答弁されているわけでございます。
さあそこへ、それじゃ時間をかけるにいたしましても一体どうやって持っていくのだということになると、その場合にローザ構想でありますとか、いろいろな考え方が出てくると思いますが、ローザ構想にいたしましても、いまのような有力な国が国際収支の大赤字を出している、他方において大黒字を出している、こういうような状態ではなかなかあれを実現するということはむずかしいんじゃないか。
○渡辺武君 いまアメリカのローザがローザ構想を発表していますし、わが国では宮津企画庁長官がいわゆる宮澤構想なるものを発表している。当面の間際通貨の問題について何らかのやっぱり構想をそれぞれ模索しつつあるというのが私はいまの実情じゃないかと思うんですね。総理大臣としてどういう構想をお持ちの上で臨まれるのか、あるいは全然構想も持たないでただ話し合いということで臨まれるのか、その辺はとうですか。
宮澤さんがやっと私の個人的な意見ですがということで、ローザ構想をやわらかにしたようなものを出しておりますけれども、私は、もっといろんなシステムというものを、これは政府だけでなくて、民間の機関も出して模索をしていくということの方がいいんではないか、こういうふうに思いますが、その辺のお考えを伺いたいと思います。
その問題を離れて、現在の円高ドル安の中にもし投機資金のようなものが入っておるとすれば、それに対して相互の何らかの協力の方法あるいは認識の一致と、そういうものとして宮澤さんは宮澤さんなりに、ローザ構想じゃない、もっと緩いとか何か言っておりましたですけれども、ある種の認識の一致を求めたいと、こう言っているんだろうと思うわけでございます。
あるいは宮澤経企庁長官も、大蔵大臣に先立ち、そういう意向の表明をなされているわけですが、日銀当局としては、この経企長官なり大蔵大臣なりがまだ意向として表明されたにすぎませんけれども、確とした当局の政策として出されたわけではありませんけれども、いわゆる一種の管理フロート制というようなものの是非について、まあかつてのローザ構想では不十分であって、それをさらに拡大した形での管理フロート制、こういうものが必要
○塩出啓典君 新聞では、宮澤経済企画庁長官が宮澤構想というものを発表しておるようでありますが、どうもローザ構想に似たような、あるいは違うのかもしれませんが、私たちの認識はその程度の認識なんですが、こういうものを考えている。そしてアメリカともすでに接触をしておると、こうしうようなことを聞いておるわけでありますが、大蔵省あるいは大蔵大臣としては、こういう考え方はどう評価しているのか。
○国務大臣(宮澤喜一君) 先週戸塚委員に申し上げたことに関してでございますけれども、私が考えておりますことは、ローザ構想というようなことになりますともうすでに一つの非常に固まった物の考え方に聞こえますが、そういうことではございませんで、その前段の問題として、こういうふうに各国でドルをめぐって激しい為替の変動があるということ、しかも投機筋が明らかにそれに関与しておるというようなことは、単にわが国とか西
また、大平幹事長がおっしゃるような固定相場制への復帰はとんでもないことだということで、せっぱ詰まって宮澤経企庁長官が私見ではあるがと断ってこういうやわらかいローザ構想の御意見を出されたのだと思います。
○相沢武彦君 最初に、円高対策について宮澤経企庁長官と村山大蔵大臣にお尋ねいたしますが、宮澤長官は十八日と二十日の予算委員会でやわらかいローザ構想を提唱されて、大蔵大臣もそれについては賛意を示されたのですが、きょうの午前中の記者会見で宮澤長宮はこの為替安定構想についてアメリカにそれとなく伝えてあると、こう言われたそうなんですが、その真意をお聞きしたいと思います。