その結果としてロンドン・マーケット、シティーは復活をいたし、斜陽のユニオンジャックと言われた英国は、それを契機にヨーロッパにおける金融市場としての位置づけをもう一度取り戻したということであります。僅々十年前の話でございます。
アメリカもヨーロッパも年号については変えることなしに、そのまま事務的な体制から何からニューヨークマーケットとロンドンマーケットは同じ西暦年号でもってつながっておる。そこには何の混乱も起きなかったわけです。
今こういう国際化時代でございますので、例えば金融取引とか証券とか為替とか、そういったことは日本のマーケットが連続ストップと、こうなるわけでありますが、そうすると現在の国際化時代の中で、ほかの経済、ニューヨーク・マーケットもロンドン・マーケットも回っているときに、日本マーケットだけは一週間完全に動かないということでいいのかどうかということについては、いろんな配慮で検討していかなきゃならないのじゃないか
ただ、これは昨日、いま申し上げました共同声明が米国並びに西独同時に発表されました後、それぞれロンドンマーケットあるいはニューヨークマーケットにおきまして、この措置に対する失望感からドルが売られたわけでございます。
○説明員(柏木雄介君) その辺の的確な数字はつかんでおりませんが、大体日本における出再先は、こちらが外国へ出しております保険の六〇%くらいはおそらくロンドン・マーケットへ行っているのではないか。そのロンドン・マーケットへ行っていう六割、大体全体の日本から出している再保険の四割程度はロイズに行っているという状況でございます。
而して、保険料率はロンドン・マーケットのレートが基準となつて定められる。即ちレートの国際性によつておのずから定まるのであつて、高い保険料を押付けて被保険者をそこなうことにはならないとの答弁がありました。その他の詳細は速記録によつて御承知願いたいと存じます。 かくて質疑を終了し、討論、採決の結果、全会一致を以て原案通り可決すべきものと決定いたした次第であります。 右御報告申上げます。(拍手)