1996-02-14 第136回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
実は、地下実験というのは地下千何百メートル、大きさによるんですが数千メートル掘り下げる、そしてその間に幾つかのセンサーを埋め込んでやるということになりますと、中国のような内陸のロプノル砂漠でやる場合は、一つの爆発が終わって次の爆発のためにはやはり数カ月、最小限二、三カ月の時間がかかると言われております。しかも、ロプノルはこの時期は凍土で非常に固くて掘れない。
実は、地下実験というのは地下千何百メートル、大きさによるんですが数千メートル掘り下げる、そしてその間に幾つかのセンサーを埋め込んでやるということになりますと、中国のような内陸のロプノル砂漠でやる場合は、一つの爆発が終わって次の爆発のためにはやはり数カ月、最小限二、三カ月の時間がかかると言われております。しかも、ロプノルはこの時期は凍土で非常に固くて掘れない。
○岡委員 檜山先生は御専門でございませんが、例のタクラマカン砂漠の一部のロプノル湖の近辺で核爆発をやっているわけですが、気象学的に日本列島なり日本近海というのは、中国の核爆発の影響を非常に深刻に受けやすいというようなことを聞くのですが、具体的にどういう科学的な基礎的な条件があるのでしょうか。
○岡委員 とにかく、繰り返し申しますが、このタクラマカン砂漠の一隅にあるロプノル湖というところにおける実験、特に現在は予備実験であるとすれば、本格的な実験というものが当然予想される。
○岡委員 タクラマカン、ロプノル湖畔、これと微気圧計の所在地との距離の関係、あるいは爆発は上空とだけ言っているが、飛行機で落としたものかタワーにつるしたものか、それはわからない。具体的にどこでやったか明確なことはわからないのですが、しかし大体の規模は、けさの新聞を見ると、アメリカの国防総省の発表では大体百三十キロトン、こういうふうに言っております。
同時に今度のロプノル湖畔といわれている中共の核実験というのは、前回とあまり変わらないいわば原爆ではないかといったふうな想像であります。もちろん新聞を見ると、アメリカ側の発表とすればそうではない。三重水素の特色を持つ、こういうことです。
これは予報部長にお伺いをいたしますが、大体中共における核実験はタクラマカン砂漠の以南に当たりますか、ロプノル湖地域であるというようにいわれておりますが、この場合偏西風が相当なスピードで吹いておる。大陸圏の偏西風と日本列島の関係、これはどういうふうな関係に季節的になっておりますか、お示しを願いたい。