1983-01-27 第98回国会 衆議院 本会議 第3号
(拍手) 総理は、閣僚人事に当たり、警察官僚や灰色高官を起用したのはロッキードシフトではないかという批判に対し、仕事本位の人事であると強弁してまいりました。 ところが、秦野章法務大臣は、事もあろうに、昨日の田中角榮被告に対する論告求刑の行われたこの日に、法務大臣として講演を行って、指揮権発動はやろうと思えばやれる、野党やマスコミはばか騒ぎをしてい過ぎるなど、不見識な発言をしています。
(拍手) 総理は、閣僚人事に当たり、警察官僚や灰色高官を起用したのはロッキードシフトではないかという批判に対し、仕事本位の人事であると強弁してまいりました。 ところが、秦野章法務大臣は、事もあろうに、昨日の田中角榮被告に対する論告求刑の行われたこの日に、法務大臣として講演を行って、指揮権発動はやろうと思えばやれる、野党やマスコミはばか騒ぎをしてい過ぎるなど、不見識な発言をしています。
一連の審議から露呈されたことは、まず、中曽根内閣がロッキードシフト、対米追随の軍拡志向、憲法改悪志向の驚くべき反動性を持った内閣であるという点でありました。 中曽根内閣の初めての仕事とも言うべき今回の補正予算は、行政改革の点でも言葉だけがあって実質がなく、唯一の看板である行政改革もにせものであることが露呈されています。
ロッキード隠しとかあるいはロッキードシフトと言われていることは、私にとりましては非常に心外で、かつ残念でございます。しかし、そういう批判が私の意思にかかわらずあるということにつきましては、またよく耳を傾けておかなければならぬと思っております。
いやしくも、これはあなたは不本意だとおっしゃるけれども、ロッキードシフトだとかロッキード隠し内閣だなどという批判がある。そしてまた、ロッキードのお金の五億のうち三億はあなたに渡ったんではなかろうかと活字になっておる。これについて、訂正を求めたけれども後は知りませんなんて簡単なことでいいんでしょうか。
そこで総理、国民の間では、ロッキードシフトと言うと総理は不本意だとおっしゃいましたけれども、そんなことはないと思いますけれども、今後ロッキード裁判に対し、あるいはロッキード事件に対して総理は指揮権を発動するのではないかなどという懸念があるようでございますが、指揮権を発動するというようなことはございませんか。