1979-02-06 第87回国会 衆議院 予算委員会 第6号
大平大臣とロジャーズ長官は、別室で行われておりました総理・大統領会談に合流して合同会談を行うため部屋を出られました。さらにアメリカ側の随員のうちのジョンソン次官とインガソル大使も米側の記者会見に出席するために部屋を出ていきました。その後、右の合同会談が終了するのを待つためアリ・スイートに残った双方の随員の間で三々五々の雑談的な話し合いが行われていた模様であります。
大平大臣とロジャーズ長官は、別室で行われておりました総理・大統領会談に合流して合同会談を行うため部屋を出られました。さらにアメリカ側の随員のうちのジョンソン次官とインガソル大使も米側の記者会見に出席するために部屋を出ていきました。その後、右の合同会談が終了するのを待つためアリ・スイートに残った双方の随員の間で三々五々の雑談的な話し合いが行われていた模様であります。
そして、沖繩に核があるかないかという問題に関しましては、これはもう先生の御承知のとおり、返還時におきますロジャーズ長官の福田大臣あての書簡でも述べられておりますように、沖繩の核抜き返還に関する米国政府の確約が完全に履行されたといっておるわけでございますから、私たちとしてはこの弾薬庫は通常の弾薬庫であり、そして核はないものと確信いたします。
○山崎説明員 沖繩における核兵器の問題につきましては、復帰前からいろいろと問題がありまして、われわれは、その当時核兵器があったかどうかは存じませんが、この点に関しましては、復帰前に当時のロジャーズ国務長官が上院における証言で、沖繩復帰の日までには核兵器はなくなっていると確信するということを述べ、さらに復帰の日にロジャーズ長官は福田外務大臣に手紙を送りまして、核兵器に関する事前協議に関しての約束は完全
したがって、ロジャーズ長官にかわるキッシンジャー国務長官の新たなる就任、それが対日政策にいかなる影響を及ぼすであろうか、この問題について外相の所見をお伺いしたい。これは問題が金大中事件と違って場違いな感がいたしますが、当面の問題ですからお伺いさせていただきます。
韓国に最も近い日本であり、また事件が日本で起こったという立場から見て、しかも金氏が日本に滞在しておったのは、法務大臣の特別の許可によって滞在しておったという事実を考えますときに、ロジャーズ長官がそういう警告を発するくらいであれば、当然大平外務大臣が韓国政府に金氏の安否について、問題の真相はともかくとして、安否についてまず警告なりそうした大平外務大臣の心情を訴えることが、いまここで非常に大切じゃないかと
○永末委員 金大中事件はまだやりたいのですが、もう一つ問題がございますので、特に大平大臣に聞いておきたいのですが、昭和四十四年にあなたの前任者の愛知さんが、時のアメリカ国務長官、ロジャーズ長官との間に、宇宙開発に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協力に関する交換公文なるものを取りかわしました。 私は、この宇宙開発の問題はこれからの国際政治上重要な課題を提起をするものだと考えます。
それからもう一つは、昨日もロジャーズ長官が、皮肉って言われたのかどうかわかりませんけれども、依然として国際収支が不均衡であるということを暗にちらつかせたという問題もございます。そうしたようなやはり懸案になっているような問題というものが、いままで円滑に話し合いというものが進められているならば、事前に幾らでも表面化しない前に、こうした問題の処理というものはなされたんではないかという一つの疑問。
これは重大な問題であると思いますが、二週間後にニクソン大統領と会談される総理には、ロジャーズ長官の発言の意味はもとよりよくおわかりのはずであります。日本政府としても当然検討しておられると思います。そこで、具体的にアメリカは日本にどのような安全保障上の新しい責任の分担を促しているのか、促そうとしておるのか、総理の考えをお聞きしたいのであります。
○羽生三七君 それから、あとから日ソ問題でお尋ねする場合に若干関連することですが、アメリカは、さきに田中総理が述べられたアジア・太平洋諸国会議に、昨日の日米経済合同委員会の際に、ロジャーズ長官が賛意を表されたと承っております。これは、この日米首脳会談の議題になるのかどうなのか。また、いままでも、これについてやはりあの際述べられたと同様の所信を総理はお持ちなのかどうか、これを伺います。
それは、あなたの立場からは、ぜひとも田中さんのおみやげでボストンバックに詰めてあげなければならぬのだと私が答弁すると、それはたいへん快哉を叫ばれるでしょうけれども、かといって、アメリカのロジャーズ長官がいま日本に来てしますけれども、返還当時P3が那覇空港から撤去しているはずであったのが、いまだにいると。
政府がよく頼みとするパートナーのアメリカでも、昨年でしたか、ロジャーズ長官が、北朝鮮を含むすべての関係国との関係改善をするといって、ずっとアメリカは北朝鮮に対して日本よりやわらかくなってきているのですね。ですから、一昨年の中国の国連加盟のときよりは自然な情勢が十分熟成しつつある。
当然のことといたしまして、最近アメリカが世界に向けてキッシンジャー構想とかあるいは外交教書の発表があるわけでございますが、これが日本並びにアジアに関係したこともあるわけでございますので、こういうことについてアメリカの解明をよく伺わなければならないことは当然でございますし、わが国としても、これをどう受けとめるかというようなことについて、会議の直接の議題にはなっておりませんけれども、ロジャーズ長官と私との
たとえばロジャーズ長官は、六千五百万ドルの使途についてリベラルな解釈を期待すると述べられた、愛知外相はそれに対して、できる限りのリベラルな解釈をアシュアする、保証する、そういうやりとりがあったのかどうか。これは安井委員も指摘したところでありますが、もう一ぺん聞いておきます。
そしてロジャーズ長官が、この六千五百万ドル、六十五ミリオンダラー、これの使い道についてリベラルな解釈を期待するという発言をしたのに対して、愛知外務大臣は、できる限りリベラルな解釈を保証する、こうおっしゃったことはありませんか。
ロジャーズ長官のほうから、これはドル防衛なりニクソン・ドクトリンというものなりに基づく、つまり基地の縮小については福田外務大臣と当時話があった。ただ、これは場所を移して詰めるということになった。だから今日関東計画といわれるものもここから出発している。このときの事情は一体どうだったのだと聞いている。
○東中委員 去年の十月二十七日の米上院外交委員会公聴会の中でロジャーズ長官の証言がありますが、チャーチ議員が「日本にたいして軍事力の近代化、軍事予算の増大を求めることはアメリカの方針か」という趣旨の質問をして、ロジャーズ長官は「そうだ。なぜならば、われわれは過去において、世界のこの地域の安全保障のために多くの資金と人を投じてきたからである。
それらのこと全部を考慮いたしまして、七千万ドルというふうにいたしたわけでありまして、一枚のロジャーズ長官から私あての書簡の代金七千万ドルなり、こういうような性質のものじゃございませんです。
今度私のところへロジャーズ長官から手紙が来た。その手紙によりますると、その両首脳の約束は実行されました——もう過去形になっているのです。実行されましたとこう言っている。それから、さらにそれに引き続きまして、沖繩の核には関係のないことでありまするけれども、もうこれから、今後日本の核政策につきましては協力していきますと、こういうようなことまでつけ添えておる。
それにもかかわらず、今回ロジャーズ長官が福田大臣に対して完全に協定の内容を遂行したということを保障しているわけでございますから、その点から、われわれは核は絶対ないということを信じている次第でございます。
○伊藤(惣)委員 私はロジャーズ長官の書簡を読みまして、われわれが強く政府に主張したこととは違う、全く遠いような、すなわち、いままでの日米共同声明、あるいはまた沖繩返還協定を引用して、それを履行するという間接的なことだけであって、このような書簡ならば、私は別にもらわなくてもよかった、このように実は思っております。
外交文書とおっしゃいましたが、ロジャーズ長官の書簡では、どうも、たとえ合衆国大統領の指示と許可のもとに日本に通報するといっても、弱いと思うのですね。大統領から佐藤総理への文書ならば、まだ同じ形式でもより強いのじゃないか。協定と共同声明の説明を、国務長官−外務大臣の一片の手紙でこれが確認をするというのでは、私は非常に、なめられたと言っては言い過ぎでありますが、軽過ぎると思うのですが、どうでしょう。
一つはロジャーズ長官からの核の問題に対する大臣あての書簡、それから事前協議、基地縮小、この三つを要約してお伺いしたいと思います。 きのうから沖繩の施政権が返還をされたことは非常に私もうれしいことだとは思います。普通ならば全国民あげて歓呼の声を上げるような喜びに包まれたと思うのでありますが、現実は御承知のとおりであります。
○森元治郎君 だれが、しろうとが考えても、去年の沖繩国会の、アメリカの上院でロジャーズ長官が核撤去の問題を明らかにしてから、核の問題というのは、そんなにむずかしい問題ではない。いままでは話題にすることも、核兵器という字句を使うことさえ避けながら、奥歯にものが詰まったような話をしたのが、あれ以来核という問題の処理についてはそんなに秘密でもないんだということがはっきりしたわけですよ。
ですから私どもは、ロジャーズ長官書簡というものが出ていても、何かまだ隠されているのではないか、そういう疑惑をぬぐうわけにはいきません。やはりこの際、五月の十五日までの間に、こういうふうな形で核がなくなったのだというふうな、国民に納得がいくような説明がほしいと思うわけでありますが、その点どうお考えですか。
○安井委員 副大統領の沖繩に来たときの言明の中にも、ちょうどいい機会ですから、核抜きの問題について、ロジャーズ長官の書簡をなぞったそういう言明があってもしかるべきだと思うのでありますが、どうでしょうか。
そうすると、六月九日に井川・スナイダー会談が行なわれて、その結果がパリに滞在しておる愛知大臣に電報で打電され、そうして、そこでロジャーズ長官と愛知大臣との間に、直ちにすべての沖繩返還協定に関する問題が解決をしたということになれば、この事実経過をそのとおりに——そのとおりでございますとおっしゃったことから勘案して考えるならば、四百万ドルといういわゆる軍用地復元補償の金は、日本がアメリカに渡してやって、
○矢山有作君 六月九日に、パリで、愛知外務大臣とロジャーズ長官との間で、話がついたわけでしょう、全体の。で、そのときの模様というのは、先ほど私が「請求権問題に関連してロジャーズ長官は、本大臣の書簡を必要とする旨述べたので、」云々ということで引いたわけです。これは事実だとおっしゃった。だから、そういう中で、パリでこの話はついてしまったのだ、全部。
○矢山有作君 次に、請求権問題に関連して、「ロジャーズ長官は、本大臣の書簡を必要とする旨述べたので、本大臣より、」——「本大臣」というのは愛知外務大臣です。「本大臣より、本書簡は公表されざるものと了解してよろしきや、と念を押したところ、ロジャーズ長官は、行政府としては、できるだけ不公表にしておくよう努力する所存なるも、議会との関係で、これを発表せざるをえない場合も、絶無ではないと答えた。
○政府委員(吉田健三君) ただいま御指摘になりました質問に対しまして、ロジャーズ長官は、いかなる形であれ、第一に米軍の即時撤退は問題外であろう。米国が長年にわたり南ベトナムを支援したあとで百八十度の政策転換を行なったとしたら、南ベトナムに大混乱がもたらされると考える。第二に、米軍の即時撤退は地域全体の不安定化をもたらすであろう。この地域には米国が条約上のコミットメントを持つ他の国家が存在する。
○星野力君 外務省からいただいたそれについての資料がここにございますが、大体いまお答えになったようなことでありますが、テキストが違うのか、ちょっとニュアンスも違うようでありますが、ロジャーズ長官はこう言っておりますね。米軍の即時撤退などはばかげたことだ——問題外だといま言われたあそこですね。リィディキュラス——ばかげたことだ、笑うべきことだ、こう言っています。
○政府委員(吉田健三君) 先ほどのロジャーズ長官の答弁に関しまして、一、二補足いたしておきますが、まず第一にジュネーブ協定に関しましては、合衆国はその宣言にはっきり言っておりますように、ジュネーブ協定を侵害するような新たな侵略に対しては重大な関心を寄せ、かつ、これを国際の平和及び安全に重大な脅威を与えるものと見なすという、まず基本的立場をとっておるわけであります。